粟ヶ岳
  
1,293m



        2008年4月2日、天気予報は晴。結果は曇

        4月になり、粟ヶ岳の雪も落ち着いた頃だろうと思っていた。
        晴を待って登ろうと思っていたが、昨日は、東北・北海道に強い寒波と吹雪が襲来!

        その低気圧は去り、今日は夕方まで晴の予報をチャンスとして前日粟ヶ岳登山を
        と決めていた。

        夜、いっちゃんから、会で計画している日暮山の下見をしたいが、林道の具合は
        どうだろうかと問い合わせの電話が来た。
 
        会の山行きは、4月19日との事、まだ半月先であれば雪の状態も大きく変わるので
        まだ、下見は後でも良いのではと粟ヶ岳を誘った。

        粟ヶ岳の林道の雪は消え、3合目までは雪がなく、そして、昨日の寒波で山頂まで
        つぼ足では登れると思いながら、午前8時9分、3人で登り始めた。

        結果は、まったく予想に反して、粟庭のピークを過ぎてからはナイフエッジ状の雪でカンジキ
        をつけ、小屋まではラッセル、しかも小屋に着くと、雪は小屋の屋根まであった。
        雪の状態と時間、天気も予報に反し曇り、頂上を目指すことは断念する。

        幸い、2階の入り口から小屋に入れたので、小屋でゆっくり昼食を取ることが出来た。
        下山は、登りよりも滑落の危険が伴うので、慎重に下山、避難小屋迄の粟ヶ岳登山を終えた。


          登頂日  2008年4月2日
              登頂者  いっちゃん・私等夫婦
              コースタイム
                  
登山口8:09分-3合目8:45-大栃平9:22-鎖場10:00-6合目粟庭10:20
                 -
7合目避難小屋10:55  下山開始12:03-大栃平12:59-登山口14:00


 


      昨年は1月2月と小雪であり、3月に降雪となったが、雪の状態は、その年々違う。
      今回は、日々違う事を再認識、今後の登山に活かしたいと思った。

      昨年との違いを紹介し、今日4月2日、7合目避難小屋までの様子を紹介します。


昨年の1月、大栃平はベンチが出ていた ベンチは雪の下、大栃平の姿も雪で変化
鎖場は急傾斜、雪の量は少ない? 雪は多いが雪が柔らかく足場は悪い
昨年はトレースはしっかり付いていたが 昨日とその前に降った雪?でトレースは無く柔らかい
昨年1月の小屋脇、今日もこの位かと、晴も期待したが・・・ 晴の予報も曇小屋の雪も多くて驚く!


4月2日、登山の様子です

4月になると登山口の雪解けも早い 登山口は木が倒れていて早速またいで進む
2合目の稜線は雪なし 3合目、その下から所々雪があった
3合目を越えて稜線も間もなく雪消えだろう? 4合目は標識の首まで雪
ここが大栃平?雪の多さで変化 五合目の稜線
つぼ足もぬかり気味になるが、鎖場越え迄と 間もなく鎖場に一歩一歩進む
鎖場前の雪の状態 鎖場を終え、粟庭下からナイフエッジに、
幸い雪は柔らかく、カンジキにて慎重に!
避難小屋までの急登稜線 歩いてきた稜線を振り返る
もうすぐ小屋だぞ! 小屋が見えたよー!
頑張って小屋まで来ましたー! 一峰は見えるが、山頂はガスの中
二階の入り口から入れました。1時間の昼食休憩 昼食を終えると晴れ間が、権ノ神岳
宝蔵山と白山が 3人の記念写真の準備、私は失敗、いっちゃん成功!
守門岳も見えてきました 山頂も見え始めました
下山です 慎重に!
ゆっくり、慎重にだよ! ここも再度、緊張・慎重で通過しました
このピークを越えると鎖場です 危なくない所で一枚撮りました
「粟」の難所・鎖場一人一人ゆっくり慎重にです ここからもまだ気は抜けないよ!
下山途中、小屋のある「砥沢の頭」を見上げました 無事下山!林道は杉が何本も倒れて車は通れません