佐渡・ドンデン山〜金剛山縦走




   2008年5月4日、山友静岡の曽根さん夫婦と大佐渡山脈のドンデン山〜金剛山まで花を見ながらの
   縦走登山に出掛ける。

   曽根さんは、ドンデン山〜金北山〜白雲岳までは数年前に歩いている。
   私等も歩いていたので今回金剛山まで歩くと、ほぼ大佐渡山脈を歩く事になる。
   このコースは花が見られるコースであり、その期待は満たされた。

   新潟港を朝6時出発のカーフェリーに乗り、9時出発ドンデン山荘行きのドンデンライナー号に乗車し、
   ドンデン山からの縦走路に向かう。
 
   縦走前にドンデン山荘の管理人にコースを確かめると、「一部わかり難い所もあり、6時間を要して
   甘くはない」との助言を受け、9時55分ドンデン山荘脇の縦走路を出発する。

   ドンデン山の最高峰尻高山を越え、キャンプ場先までは放牧場となっていて見通しが利いて快適な
   歩きだが、その先からは小さな雑木や樹林帯となる。

   見通しは利かないが、代わって両脇にカタクリとイチゲが咲く登山道が延々と続く。
   登山道は歩き易いとは言い難く、沢状や泥濘もみあり、倒木をまたぎ所々の残雪ヶ所は赤布を確認
   しながら歩いた。

   途中、カタクリやイチゲに代わり、白いアマナの群生地やザゼンソウの群生地も出現し、時々休憩を
   取りながら歩く、金剛山直下には雪割草の姿も見ることが出来た。
   金剛山最後の急登をゆっくり登ると、1時38分頂上に到着する。ここまで3時間43分要した事になる。

   頂上には地元の人4人が居られ和木口から登って来たという。
   このコースタイムは1時間10分だと云われたが、だとすると金剛山への最短コースかも知れない。

   頂上には小さな社があり、「お参りは扉を開けて、終ったら閉めて」と注意書き通りにしてお参りする。
   頂上からの眺めは大佐渡山脈と両津湾を一望出来て眺めは良好、持参したビールの味も一段と
   美味しかった。

   頂上には40分程休憩し、2時15分出発。下だり始めると雪割草が咲いていたが途中の杉林には
   小さい花びらの雪割草が沢山咲いていた。

   また所々にイワカガミの群落を見ながら新緑の登山道を1時間35分歩き白瀬登山口に到着する。
   両津港までタクシー利用で移動し、6時40分のフェリーに乗船帰路に着く。


      登頂日 2008年5月4日(日) 天気 晴 登頂者 曽根夫婦&私等夫婦
       コースタイム
          
ドンデン山荘9:55−尻高山10:12-ドンデン池10:20-芝尻山11:00-小芝園11:16-
          
滑石12:10-雲畑山分岐12:55-13:38金剛山14:15-祖上14:40-白瀬登山口15:50
 
 


新潟港6時発カーフェリーで両津港に バスに乗りドンデン山荘直下駐車場に
キジムシロ ドンデン山荘脇から縦走路に
何スミレ? 尻高山が正面に
尻高山を登る アマナ
ツアー客に混じり、尻高山頂上にて ドンデン池・キャンプ場へ
イチゲとカタクリ ドンデン池とキャンプ場
牧草地を歩く カタクリロードに
芝尻山にて、金北山や越えてきた尻高山、 芝に囲まれたの登山道へ
僅かの雪割草が 小芝園の標識
沢状の道、両脇にはカタクリ ザゼンソウの群落
残雪が 残雪はコースの確認が必要だ!
カタクリの群落を歩く ショウジョウバカマとイチゲ
ここにもザゼンソウの群落が 紫と白いイチゲの群落
バイケイソウの群落 滑石に到着
滑石にて イチゲとカタクリロードが続く
雲畑山分岐、やや右、金剛山方向に 木陰からの金剛山
金剛山の近くに雪割草が ピンクの雪割草
白い雪割草 相変わらずカタクリロードが続く
金剛山途中から歩いた道を振り返る 金剛山はもう一息だ!
金剛山頂上の社にて 雪で冷やしたビールで喉を潤し休憩をする
初夏に近い温かさ、360度の展望だ! 下山も沢山の雪割草が見れた
組上からの金剛山 ヒトリシズカ
緑のシャワーを浴びながら イワカガミの群落
中腹に昔の水路跡が キンポウゲが咲いていた
橋を渡りようやく白瀬登山口に到着 白瀬登山口でザックを置いてタクシーを待つ


晴天に恵まれドンデン山〜金剛山迄歩く事が出来た。

縦走の疲れもあってか、下りの長かったのが印象に残る。