天 塩 岳
1,558m



    北海道滞在中、天塩岳も登りたいと思っていたが、出かける条件も整い、幸いの天気も良さそうなので早速天塩岳に
     出かけることにした。

    
天塩岳は、北海道百名山に上げられ、道北の山とされ北見山地の南側に位置し、北海道三大河川の天塩川を源流
    とすることからの山名の由来であるという。

    登山口は、ヒュッテのある朝日町からの登山口が一般的であるとされ、私等も登山口の小屋に前泊して翌日早朝に
    登る事にした。

    細い林道を約9kmここもほこりを上げながら進み夕方登山口に着いたら、帯広から来られた夫婦が居られた。
    私等の後から神奈川から来たという女性4名のパーティーは、北海道の山を十数日掛けて登山をしているという
    ベテランパーティーであった。

    小屋は、2階建で整備され居心地の良い小屋で、水場・トイレも別棟であるがそれぞれ使いやすい施設であった。
    避難小屋から、明日目指す天塩岳山頂を見ることが出来た。
    私等は、二階に泊ることにし、まだ日も高かったので、外で夕食を取り小屋に戻って6時30分寝袋に入った。

    こんなに早く眠ると早く目が覚めて大変と思いしや、夜中は少し冷え込み寝袋のチャックを閉じたが、朝の3時まで
    熟睡をする事が出来た。

    登山コースは、旧道と新道そして沢コースがあるが、旧道は前天塩岳の登りはガレて急登とガイドブックにあり、
    女性のパーティーは、ガレの急登は登りとしてそちらを選んだ。

    当然ガイドブックの案内も登りは旧道、下山は新道から連絡道ルートである。
    私等は、利尻岳程のガレではないだろうと判断し、急登は下山路とする事にして逆コースを選んだ。

    結果、新道は比較的緩やかで登山道も歩き易く景色を堪能しながら登る事が出来たが、案の定前天塩岳からの
    下山は、急降下で石ころのガレ状態であり、転んだり足首を怪我をしないようにゆっくり心しながら降りた。

    途中、ヒグマの糞が登山道に2箇所もあり、少し心配もしたが二人で会話を心がけ、心配は歩いているとよそ事と
    なり、事なく、思ったより雄大で快適な天塩岳登山をする事が出来た。

    画像は、避難小屋で電池切れでここまでですが、苦肉の策で山頂の画像は下手なスケッチで代行しました。





   登頂年月日 7月2日(火) 天気 晴
     登 頂 者 私等夫婦
    私らのコースタイム

     登山口4:00-連絡道分岐4:25-新道分岐5:00-5:55円山6:00-避難小屋6:15-天塩岳頂上6:50
     天塩岳頂上7:30-8:10前天塩岳9:15-沢道分岐10:17-連絡道分岐10:30-登山口10:55



天塩岳避難小屋、小屋、トイレ、水場と良く整備されていました。
登山口は小屋の左側に、明日登る天塩岳が少し顔を出しています。
沢を2箇所このように渡りました。旧道へは3箇所です。
明るくなっての歩きですが、樹林帯を歩くので薄暗いです。
左は旧道、右は新道への連絡道で私等は左コースを取りました。
途中山間から陽が昇って来ました。
新道の分岐前後から左前方にピラミダルな山が見えます。
天塩岳ではないので前天塩岳だとかなり覚悟が必要と思って歩く。
大きな白樺の木が出てきました。ここからまた登りになります。
前方に円山が見えてきました。花ロードでした。名前は不明。 円山を目指して歩きます。ゆったり雄大な光景です。
円山途中のケルンです。残雪期のガスリの目安かな? 円山頂上です。右が天塩岳、左がやはり前天塩岳でした。
所々ケルンがあります。なだらかでガスッタらやはり道しるべですね。
コバイモさんが来られた時、コマクサがいっぱいの所はこの辺かな?
山頂付近もこんな状態ですから山頂にもコマクサが咲くのかもね?
   円山を下りると小さい避難小屋です。隣にトイレもありました。
   雄大なスロープです。視界が利かない時この小屋は貴重ですね。
   この右上が西天塩岳です。ここからも撮りたい風景多いです。残念!

天塩岳頂上のスケッチです。風が強くて風除け無しで長くは居れません。

天塩岳から避難小屋丸山周辺の景色、前天塩岳から天塩岳・円山の景色も素晴らし
かったのですが、紹介する事が出来ず残念です。
後日スケッチを数枚追加します。