1292.7m
粟 ヶ 岳





   登頂日 ‘08年9月9日(火) 天気 曇/晴
     登頂者 私等夫婦
     この日のコースタイム
       
登山口発6:56-7:31三合目7:33-四合目7:52-7:59大栃平8:05-六合目粟庭ノ頭8:33-水場分岐8:44
        -8:52七合目避難小屋9:00-八合目9:22-九合目9:34-
頂上着9:46
      頂上発10:18-11:04水場分岐11:14-11:18粟庭ノ頭11:31-11:56大栃平12:20-三合目12:40
        -
登山口着13:00

     




     粟ヶ岳は、北越の小京都と言われる新潟県加茂市の東に位置し、加茂川の源流となっている。
    登山口は、その加茂川を遡り上水道の第2水源地の堰堤を渡ると登山口がある。
 
     第1水源地には、キャンプ場、ビジターセンター、管理棟そして大駐車場がある。
    登山口の第2水源地までは歩いて20分ほどであるが、駐車は数台停める事が出来る。

     登山道は、三条市(旧下田村)五百川から登るルートもある。細かく言えば、加茂水源地から
    イタガモモと砥沢峰に出る旧道、そして白山・宝蔵・権ノ神山から粟ヶ岳北峰に出る縦走路の
    コースがあるが、基本的には手入れがされていなくて廃道に近い状態であり、そこを歩いた事
    のあるベテラン以外は避けた方が良い。(2009年秋に粟ヶ岳〜宝蔵山迄藪刈りされたが、
    3年くらいは大丈夫と思うが、放置されると藪に戻るので要注意)2016年現在は道は良し!

     第2水源地からの中央登山道は、比較的登りは急であるが、変化に富んでいるといえる。
     足の届かない所、登り難い所には数箇所に梯子が掛けられ。岩場には鎖とロープが掛けられ
    ている。

     休憩場所はベンチのある、3合目、大栃平と7合目避難小屋にもベンチが置かれ見晴らしも良
    いので、ひと息入れて景色を眺めながら休憩をするのに適している。
     また、鎖場の上には粟庭の頭という切り立ったピークがあり、ここも眺めは抜群だ。

     粟ヶ岳は、残雪期も魅力であるが、6月にはヒメサユリが咲き、秋は紅葉と登山者を楽しませて
    くれる山である。川内山塊では粟ヶ岳が一番高く、残雪期の川内山塊の眺めは絶景である。

     最近は関東周辺からのツアーや登山者も結構見られるようになった。
     登山道も必然的に荒れるが、地元の加茂山岳会のみなさんが毎年修繕されて登山道の安全
    確保に努めている。

     山開きは4月29日、山終いは11月3日と、これまた加茂山岳会のみなさんの年中行事として
    訪れる登山者の安全祈願と世話役には頭が下がる。

     時々遭難騒ぎもあるが、冬期を除き天候の良いとき、気を付けて登れば特に問題はない。
     しかし、急登もあるので、登り下りとも、3合目、大栃平、避難小屋前にはベンチが置かれてい
    るので景色を眺めながらゆっくり山を楽しむ事をお勧めする。

     私等は、特に事情がない限り、登りは、あまり休むと調子が崩れるので休憩は短時間とするが、
    下山は比較的ゆっくりと時間を取りながら下山する事が多い。

     粟ヶ岳の登山は先輩から3合目までは急がないで登り、汗をしっかり流す事と教わりました。
     蛇足ですが何処の山も原則は同じと思います。




第2貯水ダム堰堤を渡りダムサイトを歩くと登り口 2合目から二つ目梯子を終えると三合目となる
3合目、第一ベンチここでひと息! 4合目手前にブナ林が少々
3合目〜4合目までは結構長いが大栃平まであと少しだ! 4合目から7〜8分で大栃平に、眺めの良いのでここで休憩!
大栃平から少し下って急登となり、アルミ梯子を4つ登る 少し登るとガレた急登ヶ所のロープに掴まり登る
頑張って登ると鎖場の手前に少し平になる 鎖場、ここで少し休むか、ここを登ると眺めの良い粟庭ノ頭に
鎖場を慎重に登る 鎖場を越えると粟庭ノ頭、展望が良いので休憩に適地
6合目から下って登りに梯子を二つ登るり尾根に取り付く
砥沢峰を登り始めると右にトラバース70m、1分少々で水場が
加茂山岳会の80周年記念に水場標識が設置された
夏場以外は沢水が豊富!パイプが詰まっていたら
詰まりを取り除くと良い
7合目砥沢ノ峰の避難小屋 小屋を過ぎ三峰の頂上を目指す
7号目後半〜9合目の北峰は胸突き八丁の急登!ゆっくり・・・ 8号目から砥沢ノ峰を見下ろす8合目で一息入れるもよし!
胸突き八丁の急登を一歩一歩で第1峰の北峰に! 北峰に着くとすぐに9合目だ!
中峰(2峰)と第1峰の粟ヶ岳山頂はもう少しだ! 中峰から頂上を見る、もう10分頑張ろう!
長く見えるが一歩一歩は思うほどではない 頂上です
頂上の様子 標識の裏の鐘を鳴らそう!
粟ヶ岳となりの1本岳と川内山塊、雲ではっきり見えない 登って来た中峰と北峰そして権ノ神その先に宝蔵・白山
新潟平野 帰りに振り返り一本岳を写す
旧村松仙見川の源流(能代川へと注ぐ) 下山、7合目避難小屋
切り立つ6合目粟庭ノ頭、この下鎖場は慎重に下る 粟庭ノ頭から頂上を見上げる
正面向こうは宝蔵山 急登の砥沢峰を振り返る
ナナカマドが色付き秋の気配が 大栃平でお昼にする
頂上から歩いて来た峰々 第2ダム貯水池、登山口に到着


この他の季節の粟ヶ岳の様子もご覧頂き参考にして下さい。
6月中旬に咲くひめさゆりの粟ヶ岳もお奨めです。

安全・安心に心掛け
楽しい粟ヶ岳登山をお楽しみください