全山紅葉の
10月に入ると2000m級の山は、紅葉の見頃を迎え、気持ちがはやる日々です。 私の山登りは、安全と風景を眺めることを山登りの主眼に置いているので、出来るだけ晴天 の日を選んで山に登ります。 現在、比較的その条件を活かせる環境にあると思っていますが、体力と他の事も考えると、 この条件を満たせる年数は限られていると思うようになりました。 その限られた日々を、有効に活かしたいと思っている昨今です。 かと言って、現在の生活も山がすべてでないので、趣味の山行きの時間を生活のサイクル の中に上手く取り入れたいと思っています。 天気予報も日々変化する中、晴れマークのある10月8日、越後駒ケ岳(2003m)に登り ました。 以前の登った記録を調べたら、2000年の7月5日に登ったが、ガスで周辺の山の様子の 記憶が薄かったのと、花の時期であったが、その花の印象も薄い、しかし、周辺の山から 眺めてどっしりとした山容は魅力的な山のひとつでした。 登山は、正面に駒ケ岳を見ながら登れ、左に荒沢岳や平ヶ岳を眺めながら登れるのもこの 山の良さと思います。比較的始めの登りは緩やかなアプローチが長く、百草の池を過ぎる頃 から本格的な登りが続きます。 前日は、かなりの雨が降ったようで、所々登山道はぬかるみでした。小屋に上がる急登の 岩場は登りも下りも気を付けなければならないことは言うまでもありません。 午前は、時々ガスが山を覆いましたが、駒ケ岳はじめ周辺の山を楽しみながら歩く事が 出来ました。 山頂に着いてからのお昼前後は、陽も射して紅葉の駒ケ岳を十分楽しむ事が出来ました。 |
登頂日 2008年10月8日(水) 天気 曇時々晴 登頂者 私等夫婦 この日のコースタイム 登 り (3時間39分) 登山口(枝折峠)7:13-大明神社7:39-明神峠7:44-道行山分岐8:27-9:05小倉山9:12 百草の池9:44-前駒ケ岳10:15-駒の小屋10:35-中ノ岳分岐10:49-頂上10:52 下 り (3時間19分) 頂上12:00-12:18駒の小屋12:22-前駒ケ岳12:42-百草の池13:03-小倉山13:31- 道行山14:06(分岐より1分少々)-14:52明神峠14:58-登山口15:19 2000年7月5日のコースタイムは、登り3時間50分、下り2時間40分と記されていました。 |
八年ぶりに越後駒ケ岳の山頂でした。 紅葉の駒ケ岳登山に大満足しました。 |
登山口の駐車場が整備されたのかと感心しました。 平日ですが沢山の車が,やはり、百名山と思いました。 午前7時13分トイレ脇の登山道からの登りました。 |
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最初の整備された登山道を少し登ると紅葉した登山道の 向うに早速に荒沢岳が見えました。 この時期は左後から太陽が上がり駒ケ岳は順光で カメラアングルは好条件です。 |
7時39分、25分ほどで「銀の道」10合目の大明神の小さな社に到着。 朝寒くて着た上着をここで脱ぎました。すぐこの上が明神峠です。 さとやまさんの「銀の道」の記事です。 コバイモさんの「銀山を訪ねて」の記事です。 |
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天気予報は曇、お昼だけが晴れマークです。 しかし、流れる雲の朝の駒ケ岳は幻想的でした。 |
時々駒ケ岳が正面に現れ、変化ある姿を見せてくれました。 | |
雲が上がってくれると周辺の紅葉が一段と赤くなります。 「道行山」をトラバースして、「小倉山」のピークを目指します。 |
9時05分、小倉山に着きました。駒の湯への分岐です。 ここで7分の小休止をしました。 |
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13時03分に百草の池に着きました。 この先から頂上まで登りが続きます。 |
登って来た尾根を振り返りました。素晴らしい紅葉です! 陽が射したらもっと紅葉が綺麗なのですが。 |
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百草の池を上からアップです。ここへは交通止め となっています。それから池が復活したそうです。 |
10時15分、前駒に着いて、駒ケ岳を撮りました。 | |
青空が時々出て紅葉も一段と綺麗に見えました | 岩山の紅葉は一段と綺麗でした。この上に駒の小屋があります。 | |
岩の急坂を登ると駒の小屋です。10時35分に到着しました。 道は左のピークに登りなだらかな稜線を歩いて頂上は右です。 管理人さんは、ハシゴを掛けて小屋の手入、小屋閉いの準備かな? |
小屋を出て頂上を見上げました。このカールには残雪が遅くまで 残ります。先回の7月は、その残雪を踏んで頂上を目指しました。 |
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中ノ岳への分岐から頂上はもうすぐです。 後はなだらかな登りで歩きは快適です。 |
10時52分、頂上に到着しました。二人の人が休んでいました。 八海山・中ノ岳・荒沢岳・平ヶ岳が見えましたが、もっと良く見え るだろうと待っていたら、逆に雲が出てきて隠れてしまいました。 |
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12時に下山しました。時々太陽が照って美しい紅葉の駒ケ岳 を楽しませてくれました。写真を撮ったり眺めたりの下山です。 |
駒の小屋を見下ろしました。カールは、草紅葉と 雪消えが遅い所の青い草のコントラストです。 |
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駒の小屋後にふんわりと浮かぶ雲と周辺の景色です。 | 再度駒の小屋の後ろから駒ケ岳を振り返りました。 | |
岩稜の上に「駒の小屋」が建っています。午前中より青空が 紅葉・岩のコントラストが引きたて、美しく見せてくれました。 |
振り向き、去りがたい気持ちでゆっくり、ゆっくり歩きました。 | |
前方下を見ると何時しか荒沢岳が姿を現しました。紅葉の 前駒で、秋の陽射しを受けてハイカーが休憩をしています。 |
近くで、のどかな光景を一枚撮らせてもらいました。 | |
周辺の山肌も色とりどりです。2000m級、この辺の何処の山も 紅葉の時期です。それぞれ山に登る人達は、思い思いの紅葉の 山を楽しんでいるようです。 この日私は、紅葉の駒ケ岳を楽しませて貰い幸せなひと時でした。 |
帰りは「道行山」に寄りました。駒ケ岳に、薄い雲のカーテンです。 周辺の山も同じです。この後には雲の中に隠れてしまいました。 駐車場に着いて、持参したお湯にコーヒーを入れ、紅葉の駒ケ岳 登山の余韻に浸りながら感謝の思いで、喉を潤しました。 |
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