富士山展望の山

1,485m


   登頂日 2009年2月21日(土) 天気 晴          竜ヶ岳の位置
   
登頂者 私等夫婦
      私らのコースタイム
         
本栖湖キャンプ場(駐車場)16:40-キャンプ場登山口16:48-5合目着17:30
        5合目発15:33-キャンプ場登山口18:02-駐車場着18:13




   山中湖からの富士山を観ていたら、雲が出て竜ヶ岳の富士山の姿は絶望的と思って本栖湖に向かって車を走らせ
   左を見ると、富士山の雄姿が見えた。

   竜ヶ岳を最後にしたのは、西から太陽の陽を浴びるという判断があったが、その判断通り富士山の姿がくっきりと見
   えた。その雄姿を目にして何としても竜ヶ岳に登りたくなった。

   時間も夕刻になっているにも拘らず、登山口が分からずに30分もロスをしてしまった。
   本栖湖キャンプ場の駐車場に着いたら4時30分を過ぎていた。

   急いで支度をして山頂までは無理としても、夕日の富士山を観たい気持ちで急ぎ足で登山口に向かった。
   キャンプ場の中には、登山道への案内の看板が幾つか立てられていて間違う心配はない。8分で登山口に到着する。

   陽が沈まないうちに富士山の姿を見たいと思って登るが、流石に3つ目の山登りは疲れが出て来ている。
   焦る気持ちと進まないもどかしさを交叉させながら、富士山は高いので少し陽が落ち加減になっても大丈夫という事を
   念頭に入れて一歩一歩登り、ようやく稜線に出ると木間から素晴らしい富士山が見えてきた。

   時間の許す限り、見晴らしの良い所まで頑張ろうと5合目の石仏のある展望台迄辿り着く事が出来た。
   夕日に輝く富士山を観賞しているのもいいのだが、暗くなってはまずいので、しっかりカメラとまぶたに捉えて下山する。

   昨年山中湖を夕方頃通ったら、カメラマンが夕日のダイヤモンドフジを狙っていたので、竜ヶ岳は、朝陽のダイヤモンド
   富士を撮る場所として相応しい山である事をあらためて認識した。

   6時13分駐車場に着いて、倅にこれから帰るのでと電話をしたら、この位置からは長野・上田迄は10時を過ぎると事で
   夕食を一緒に取るのには遅すぎると思い、少しでも早くと一般道と高速道を急いで車を走らせた。

   上田に着いたら9時30分であり、沸かしてくれていた風呂で汗を流し夕食としたが、朝早くの出発と長距離運転に加え、
   富士山展望の山の三山巡りは流石に疲れ、酒も回って量も入らないまま眠くなり倅には申し訳なかったが床に着かせ
   て貰った。

  

本栖湖キャンプ場に入って キャンプ場を貫けて左の登山道を登る
25分程登ると稜線に出て富士山が見えてくる 5時を過ぎると暗くなり始めました
5合目左側にある富士山展望台の東屋 東屋の稜線右にある石仏と正面は竜ヶ岳
展望台からの夕日を浴びて赤く染まった富士山 幻想的な雰囲気の富士山を背に
夕日に輝く富士山を拡大
5合目で引き返し暮れゆく富士山を観賞しがら下山する 本栖湖も暮れて行く


晴天に恵まれ富士山展望の山を登ったが、観る位置と
太陽が富士山を照らす方向によって様子は違う。

また、遠くから観る富士山と近くから観る富士山とでは、
趣きが違っても日本一高い富士山は、何処から観ても美しく、
私らに感動を与えてくれる日本人の心の山とあらためて思う。

静岡県の青笹山、昨年の越前岳と今回は三回目の富士山を
眺める山に登るが、思い起こすと登った山で、
富士山が見えると何時も感動する。

富士山は日本を代表する山であり、心の山でもある。