感動!の ロケーション
早坂尾根を登る
1586m
登 頂 編
登頂日 2009年3月31日(火) 天気 晴 登頂者 笠原 小柳 私等夫婦の4名 登山口 エコミュージアム入り口先の橋を渡り早坂尾根に取り付き山頂に 今回のコースタイム 大自然館発8:34-エコミュージアム先橋9:39-早坂尾根12:05(15分休憩)-頂上着14:06 頂上発14:55-嘉平与ポッチ15:23-左尾根に進み途中10分休憩-大自然館着17:14 私の山経験でこんなに感動的なロケーションに会う機会は少ない。 前日、磐梯山に登り感動に浸った帰りに、一杯屋の小料理店「あじ新」さんに寄って深酒で、家に帰って からパソコンを開けなかった。 朝、開いたら笠原さん(ハンドルネーム、obake隊長さん)から山の誘いがあった。 早朝の6時は早かったが電話をすると、予定は日向倉山としていたが、私が希望する早坂尾根〜浅草岳 に変更してくれた。 昨日の同行者、小柳さんに携帯電話を入れると彼は護摩堂山山頂だった。「浅草岳に行くよ」と言ったら 彼は走り降りて来た。 昨日は、磐梯山だったので少し緩やかな山と思いながら昨日は過ごしたが、快晴の浅草岳を逃す分けに は行かず、朝食を掻っ込み支度をそそくさと、笠原さんとの待ち合わせ場所、栃尾の道の駅に急行する。 7時30分に合流、入広瀬・大自然館前に8時20分に到着、仕度をして心勇んで8時34分に出発する。 林道歩きが1時間、頂上まで5時間を越える長丁場の登山にしては、出発が遅いが日が長くなったので 時間は十分と本日案内役の笠原さんを先頭にして歩き出す。 早坂尾根に上がる直前に、左腿裏が攣り始める。柔らかい雪で抜かりながらの歩行と昨日の疲れも合わ さっているが、この程度は何とかと思いながら進むと右も同じ現象になる。 頂上までまだ2時間少々、途中痙攣状態で進めなくては迷惑と思い、一人で引き返しを申し出る。 だとすれば全員引き返しか、荷物を分担するとの事。 こんな素晴らしい所まで登って来て申し訳ないとの思いで、ビールの500ccを笠原さんに700gの合羽を 小柳さんにお願いする。 おにぎりを半分食べ、笠原さんから差しだされたビールをふた口飲んで気付けに、サロメチ−ルを塗って 15分の小休止後、全員で浅草岳頂上を目指して歩き出す。 カンジキを履いても少々抜かり気味、雪が硬ければ疲れも軽減され歩きも楽なのだが、すべてが好条件 とは行かない。 天気が良く風も無く、こんなに素晴らしいロケーションを見ながら歩くことが出来るだけでも好条件だ。 笠原さんは今まで3回来たが、今日が一番眺めが良いと言う。 後半は若く馬力のある小柳さんが先行して歩いてくれて助かる。頂上近くなるとアイスバーンの上に粉雪 で歩きやすくなる。 後ろから「後5分か10分で頂上だよ〜」と笠原さんの声、少しすると先行の小柳さんから「頂上が見えた ので後5分くらいだよ〜」との声が届き、2時6分に思ったより早く頂上に着くことが出来た。 頂上からの素晴らしい眺めに出会えて二人に感謝と感動の握手をさせて貰った。 頂上でフリースを重ね着をし、記念写真を撮って乾杯をする。 眺めの良い山頂で喉を潤すビールの味が寒い頂上でもひと際美味しかった。 頂上で過ごす事、凡そ50分、今日もまた雪の無い時とはまったく変化している稜線歩きである。 前岳の夏道はピークを巻くが、そのまま稜線歩きで5・6月頃の残雪期よりむしろ安全で快適に歩けた。 前方には守門岳の山々、右に粟ヶ岳、川内山塊が、そして登って来た早坂尾根の全景が見える。 左側の越後三山、巻機山はうっすらだったが、下山も稜線と合わせて素晴らしいロケーションである。 尖った嘉平与ポッチから夏道は右の桜ゾネだが、雪道は左の尾根に伝って下山する。 雪も柔らかく少々歩きにくいが、クッション代わりになり、むしろ急降下は安全に降りることが出来た。 下山時間は途中景色を眺めたり、休憩したりだったが、2時間20分程で降りる事が出来た。 連日の雪山となり、途中足が攣り気味になったが、笠原、小柳両人のフォローもあり、忘れえぬ素晴ら しい浅草岳の登山が出来た。 |
守門岳の稜線続きの黒姫山がくっきり | → | 林道を1時間歩く、脇にブロック雪崩の後が |
雪が柔らかく抜かり歩きにくい | → | エコミュージアムの先の橋を渡って左に入り、早坂尾根を目指す |
目指す浅草岳、前山、嘉平与ポッチを前方に、行けるかなぁー? | → | ルートを確認する |
小沢を渡って | → | 抜かりながら前進する |
早坂尾根が近くなってくる | → | 杉林、雑木林を抜けて |
尾根に上がる途中で振り返ると素晴らしい守門岳の光景が眼前に | ||
ぶな林の急登を行くが岩とブッシュでルートを変える | → | 少し下がって右の尾根にトラバースする |
この急な登りを超えようと | → | アイスバーンの新雪を慎重に登るが上に大きなクレパスで撤退 |
さらにとなりの尾根をトラバースしながら登る、左腿裏が攣り始める | → | 12時5分、ようやく広大な早坂尾根に上がる |
広大な尾根筋に驚く 前方遠くは左粟ヶ岳 右に連なる川内山塊 | ||
少し雲が掛かって来て目指す浅草岳の姿も薄めになる | → | 笠原さんを先頭に進む! |
右に守門岳、明るくなって来た | → | 目指す浅草岳も明瞭になって来た |
後ろに守門岳、目指す浅草岳を広大で緩やかな早坂尾根を歩く | ||
故障なく元気で歩けました | → | 左、浅草岳、中央前岳、右、嘉平与ポッチ |
頂上を目指して | → | 広大で緩やかな尾根です |
後ろから笠原さんです | → | 笠原さんが前から私等を |
素晴らしいロケーションです | → | 前に若い小柳さんが先行してくれています |
早坂尾根途中から振り返る。ため息の出る光景です | ||
前方浅草岳方向です。広大で山頂は分かりません | ||
体重の軽いかよこはつぼ足となり歩きました 重い私は駄目です | ||
後ろから「もう少しだよ〜」と笠原さん 応える私等です | → | 頂上が見えてきました 小柳さんは着いたようです |
浅草岳山頂に着きました | → | 四人で歓喜の記念撮影です |
ビールで乾杯! | → | 雲上で素敵なランチタイムです |
鬼ヶ面山の岸壁です 越後三山はうっすらです | ||
新潟県側からの頂上の姿 | → | 福島県側からの頂上ぼ姿 |