ぶな林が素晴らしい
入塩川口の山開き

大岳に登る


山開き前夜入塩川集落の神事と直会



   袴越山登山を終え私は一旦家に戻り、7時30分からの入塩川集落の大岳山開き前夜の神事は始まっていた。

   神事がとり行われている小高い社の石段には、ローソクが灯され幻想的な雰囲気の石段を登り社に着いた。
  
   神事に参加している人達の顔ぶれは、行政の諸官庁の人達の玉串奉奠で集落の祭りとしては大きな行事の
   ひとつと受け取れた。

   神事が終り、近くの集落センターで直会が行われ、その会にも参加し、酒肴を頂き楽しく過させて貰った。


  


乾杯の音頭で直会の始まり 社の石段に灯されたロウソク
巫女さんからお神酒を注いで頂き、明日の大岳山歩きは最高の太鼓判!





       登頂日 2009年5月24日(日) 天気 曇
       登頂者 obake隊長・tamo・shimizu・moriyama・hiroi・hirotan・morii・私等夫婦の9名

       この日のコースタイム
           
入塩川登山口6:20−山ノ神6:33−三角点7:25−避難小屋7:41−雨晴(あばらせ)清水8:36
           −稜線8:55−9:40中津又岳9:47−
大岳頂上着10:00
           
頂上発12:00−雨晴(あばらせ)清水12:57−避難小屋13:39−登山口着15:04


   集落の集会場に泊らせて貰い、6時出発の1時間前5時に起床し朝食をとる。
   雨を心配したが、空を見上げると明るい。天気予報は曇だが雨の心配はせずに大岳に登れそうで心も弾んだ。
   集会場前に集落の人始め、登山者が集まり、区長の挨拶と注意事項を聞いて6時10分集会場前を出発する。

   登山口は、三条方向からは、県道長岡・栃尾・巻線を通り看板標識に従い入塩川を目指し、集落の塩谷川の橋を渡り
   左折、上流に車を進め途中左の林道に入る。
   林道入り口付近は砂利道だが、100m程走るとほぼ終点まで林道は舗装されていた。

   林道終点・古い砂防堰堤手前に登山者カードの箱が設置され、凡そ10台ほどの停められる駐車スペースがあった。
   その手前にも正規の駐車場があるが、数台の車であれば距離的には大きな違いはないが奥の駐車帯に停められる。

   このコースの標準タイムは4時間30分と標されていたが、沢を十数箇所渡るが比較的緩やかなコースで、それだけに
   時間が掛かるコースである。

   しかし、広く長いぶな林は歩くに十分登山者を満足させてくれる。私等も敢えてぶな林の途中で休憩を取り、ぶな林で
   気持ちの良さを味わさせて貰った。

   特に急登と思われた箇所は、わすかな距離で中津又岳の登りくらいで、大岳の頂上に着くことが出来る。
   このコースはガイドブックにはあまり紹介されておらず、どんなコースかと心配したが、登山道は集落の人達の労力に
   よりしっかりと確保されていた。

   ただ、沢を数多く渡渉を繰り返すが、雨が降って増水でもしない限り心配するような渡渉ではなく、今回も水に浸る事
   が無く沢を渉る事が出来た。


   



入塩川登山口 登山口の前の堰堤を左に進む
渡渉します 10分程で「山ノ神」、集落の守り神だそうです。全員がお参りして進みました
こんな渡渉箇所も 沢のへつりも歩きました。紅葉時期も良さそうです
小ぶな林が出てきました 少し勾配が付いて来ました。休憩です
少し登り坂で、三角点に着きました 避難小屋
ぶな林です 勾配は緩やかです
快適なぶな林が続きます 登山道も荒れていません
雨晴(あばらせ)清水の広場です 広場すぐ脇に清水が出ていました
清水の上から残雪でした 稜線です ガスだと方向が分からないのでテープが張れていました
稜線で休憩しました 残雪の稜線歩きです
赤布が所々に下がっています 残雪を踏んで進みます
ツバメオモトが咲いていました 前方は中津又岳です。大岳は近いです
急登を登り終え中津又岳頂上で休憩しました 中津又岳を振り返りました
最後の大岳の登りです 大岳山頂です。大勢の人・人でした
11時から始まる神事の準備です 頂上脇の残雪で風を避けて沢山の登山者が休憩していました
鍋奉行のobake隊長さん達が着きました 早速豆腐の味噌汁つくりです
神事が始まり遠方参加を代表して栃木の方とご一緒した
tamoさんとshimizuさん3人が玉串奉奠をしてお参りしました
最年少者の女の子です。はにかみながらお参りしました
時々雲が切れて袴岳・青雲岳が姿を現しました そろそろ下山の仕度です
残雪とぶな林の景色です 雨晴(あばらせ)清水で休憩しました
ぶな林を下ります 大きなぶなの木です
時々胸いっぱいに空気を吸って歩きました shimizuさんもぶな林を満喫して歩いています
避難小屋、保久礼から登った団体が入塩川に下山します 沢を渡り
沢を越えて 堰堤下の登山口駐車場です
堰堤上の河原で豚汁が振舞われました 美味しい豚汁を頂き大岳登山を終えました


このコースはアプローチ&スロープは長いですが、
急勾配は少なく渡渉は別として歩き易い登山道で、
穴場的存在のコースに思えました。

入塩川集落のみなさん大変お世話になりました。


「魚沼の山」 hiroiさんの記録