ニッコウキスゲを訪ねて
守門岳
大岳&青雲岳




        登頂日 
2009年7月15日(水) 天気 晴(今年最高気温)
        登頂者 私等夫婦 登頂コース 保久礼登山口往復

          この日のコースタイム
            
保久礼登山口発6:42−キビタキ小屋分岐7:08−中間点7:17−第2展望台7:51−不動平8:01−大岳8:17
            −編張り鞍部8:52−二口分岐9:02−
青雲岳9;17
            
青雲岳発11:26−編張り鞍部11:53−11:17大岳11:22−13:05キビタキ清水13:10−登山口着13:29
 




   朝4時過ぎに目を覚ます。今日は出来るだけ早い行動をと思っていた。朝飯は何となく食べたくなくなかったので
   仕度を整え朝5時15分家を出る。途中コンビニで稲荷寿司を購入し、車中で食べながら登山口を目指す。

   6時20分保久礼駐車場に到着して歩き出すが風もなく朝早い割に温か過ぎる。
   朝こんない暖かいのは、登山としての条件は良くない。

   今日の登山の目標は、大岳〜守門岳(袴越山)を越えて残雪が最後まで残る、大原スキー場コース・田小屋分岐付近の
   草原に咲くニッコウキスゲを見たいと思った。

   ブロ友の「さとやまさん」の記事に大岳にニッコウキスゲとひめさゆりが咲いている様子を見ながら、青雲岳の草原にも恐
   らくニッコウキスゲが咲いているだろうと考え、守門岳のニッコウキスゲ探索の登山を目指した。

   今日は長く負担もある登山を覚悟する。
   風もなく朝は早いのに気温も高そうであり、登りペースはゆっくり入ったのだが、途中足が進まなくなり水の補給をする。

   10日振りの登山で体調が悪いのか暑すぎるのか分からないが一歩一歩登る。
   かよこは、今日は断念しようかと言ったが、大岳まで頑張ろうと、大岳には1時間35分で到着する。

   大岳の頂上から青雲岳方向に進んだ広場に、ひめさゆりとニッコウキスゲが咲いていた。
   ひめさゆりはほぼ終わりに近く、ニッコウキスゲと一緒に咲いていた。

   先回登った時、ひめさゆりは蕾状態だったが、咲き具合を見るとそれなりに沢山のひめさゆりが咲いていた。
   そして大岳のニッコウキスゲは初めてであり、まだ体の調子も先に行けそうなので次の青雲岳を目指して網張りに下る。

   網張りに降りるとこの先にもニッコウキスゲの群落があった。又網張りから吉ヶ平に降りる分岐が表示され、吉ヶ平方向
   に降りる踏み跡もあったので、殆ど廃道と思っていたが利用している登山者が居る事が伺えた。

   網張りの鞍部から青雲岳の登りになると、またペースが落ちてしまう。
   二口の分岐を過ぎ、木道を歩いて青雲岳に着くと草原一面にニッコウキスゲが咲いていた。

   これだけのニッコウキスゲを見たら満足!
   袴腰岳を越えて田小屋分岐のニッコウキスゲを見に往復するには、気温と暑さから体力的にも難しいと判断し、今回は
   青雲岳までとした。

   草原の青雲岳から眺める風景も素晴らしい。青雲岳周辺の木道をニッコウキスゲを観賞しながら周遊する。
   恐らく青雲岳のニッコウキスゲが大原コースのニッコウキスゲよりも見応えがあるのではと勝手に想像し、そっちの方の
   ニッコウキスゲの観賞は来年以降とする。

   青雲岳で過ごす事2時間、1時間はごろ寝の昼寝。
   陽射しも熱いが、それに負けない爽やかな風が青雲岳に吹き上げて高原の気分を充分に味わせてくれた。
   私の大好きな車山高原で涼しい風に吹かれてニッコウキスゲを見る時以上に素晴らしさを感じた。

   下山してニュースを見ると、今日の天気はフェーン現象も加わり今夏一番との事。
   10日振りの登山であったのかもしれないが、今日の登山は気象条件の方が熱さと湿度も高く難を加えていたと思った。

   であるからこそ、青雲岳の草原でニッコウキスゲに囲まれ、爽やかな風に吹かれて過したひと時がより快適にしてくれた
   のであろうと思った。




6:42分・今日は登山前に保久礼小屋前の清水を飲んで出発 第一展望台を歩く
キビタキ小屋付近前まで階段が続く 7:17分・キビタキ小屋を過ぎると半分の標識が
8:01分・不動平、ここから頂上まで400mだが楽でない 8:17分・ようやく大岳頂上に
大岳の先のニッコウキスゲと青雲&袴岳の稜線 ヒメサユリも
青雲岳&袴岳をバックに 網張りから吉ヶ平の分岐標識
吉ヶ平へ下る踏み跡があった 網張りの先もニッコウキスゲが・・・
大岳を振り返る 遠くは粟ヶ岳と川内山塊 網張りから登って二口の分岐
9:17分・青雲岳に到着する 青雲岳・草原のニッコウキスゲ、遠くに魚沼三山が
青雲岳・木道の休み場で袴岳を眺め寝転んで昼ね付きの休憩 小さな池糖も
ニッコウキスゲの咲く草原と袴岳 青雲岳の木道
粟ヶ岳をアップ。成る程フエーン現象の空です 青雲岳からの大岳です
結構多いニッコウキスゲが楽しませてくれました ニッコウキスゲの花をアップ
下山途中、ニッコウキスゲとヒメサユリ、袴岳&青雲岳を振り返る 約50分で大岳に到着
暑く喉も渇いたのでキビタキ清水に寄ります すぐ近くに冷たい清水が出ていました
ここで冷たい清水で水分補給をする 下りも木陰歩きでも暑さで沢山の汗が流れ出ました
13:29分・登山口到着です 到着後保久礼の清水も飲みました。先日の雨で水量もありました


ニッコウキスゲの咲く守門岳登山は初めてでした。
この時期、沢山の山にも咲くのだろうな・・・と・・・

火打山、尾瀬・燧ヶ岳の御池口、三国山、二王子岳
等々を想像したり思い出したりしました。

さらには、尾瀬沼、小国沼そして車山等々に咲く
ニッコウキスゲの群落も素晴らしい・・・と・・・