10月12日、
粟ヶ岳ハイキングコースを歩く



   弟が還暦の同年会ということで連休に訪れ久しく家に泊った。
   二日間、遅くまで中学校時代の同年生と歓談して来た様だ。
   今回は二人で酒を飲み交わす時間がなく12日の朝、住いの茨城の古河に帰った。

   きょうの天気は晴れ、はて何処にしようかと思案し、近い粟ヶ岳のハイキングコースを歩く事にした。
   おにぎりとコッヘル、インスタントラーメンをザックに詰めて11時過ぎに家を出る。
   第一水源地から粟ヶ岳3合目までのコースを歩く事にして水源地駐車場に車を置いて出発する。

   粟ヶ岳周辺の登山道の草刈の整備をしたと聞いていたので、ハイキングコースもされたと思ったが
   必要があるかも知れないとノコギリを持参して登る。

   早速、東屋がある展望台にもなっている急登のピークを目指した。
   ピークに着いて久し振りに青空に聳える粟ヶ岳を見上げるが、少し木が邪魔をしていたので、早速
   持参のノコギリで枝切りをする。

   ハイキングコースといっても、3合目まで3つのピークを登るので、登山という気持ちで歩かなければ
   ならない。

   登山道もきれいに刈られていたが、台風のせいか枝が散乱していたので脇に除けながら歩いた。
   急登ヶ所に所々新しいロープも張られていた。

   このコースにも、時期になるとひめさゆりが咲く事を今年知らされたので、来年は確認してみたいと
   思っている。
   草も刈られたので来年沢山のヒメサユリの開花を期待をしたい・・・

   尖った一番高いピークが粟ヶ岳展望台で、粟ヶ岳山容を間近に眺めるに一番の場所でお昼とした。
   持参したラーメンをラジュースで煮ながら、頂上付近が紅葉し始めた粟ヶ岳を眺めながらビールで
   喉を潤す。

   粟ヶ岳の頂上付近は薄っすらと紅葉が始まったが、本格的な紅葉はまだのようである。
   7合目の砥沢の峰迄紅葉が始まっていたが、思ったより紅葉が遅く感じた。

   朝晩めっきり寒くなったが、天気が良く太陽の陽射し浴れる贅沢と幸せを噛み締めてさせて貰った。
   当然誰一人このコースは歩く事はないので、はばかる事無く気楽に粟ヶ岳を眺めお昼休憩をした。

   お昼を終えて、足掛かりのない急な坂を転ばないように下る。
   峰筋の赤松が並ぶ稜線もあり、その稜線歩きは気分良好だ。

   コース最後の3合目への坂を登リきると、何人か粟ヶ岳からの下山者に会う。
   みんな最高の天気だったと、満足そうな笑顔であった。

   私等も、3合目のベンチに少し腰を下ろして下山し、林道を歩いて第一水源地駐車場に着いた。
   晴れた秋空の下、汗を流した心地良さで家に着いて懸案の庭木の整理をもする事が出来た。

    この日のコースタイムは、休憩(昼食含む)を入れて2時間2分、実歩きは、1時間19分であった。


東屋のあるピーク 東屋からの粟ヶ岳
東屋からの弥彦山と角田山 粟ヶ岳展望台にて左から、7合目砥沢の峰・北峰・中峰・粟ヶ岳
展望台からの粟ヶ岳の姿 3合目からの粟ヶ岳展望台のピーク