中高年登山
飯豊連峰・稜線を歩く

その1
門内岳・北股岳・梅花皮小屋に



  飯豊連峰縦走登山コース(前泊含む3泊3日)
   梶川尾根から-門内岳-北股岳-梅花皮小屋-御西-飯豊本山-切合小屋-地蔵岳-大日杉に下山

    登頂日 2010年9月18日〜20日
    登頂者 こんちゃん・シミズ・ハラシマ・tamo・さなえ・かよこ・まこと 計7名のパーティー


   私の登山を振り返ると、若い時の登山は怖さ知らずで疲れも物ともせずに登山をしていた。

    今は、登山の間隔が空くと脚力の弱さと少々膝の痛みも感じるようになった。
   女房が膝を痛めてドクターに掛かり、アドバイスを貰い筋トレをしながら今後の登山の試みでもある。

   私のブログで女房の膝痛の記事を読んで山仲間のtamoさんが、コメントを寄せて電話を入れてくれた。
   同じように脚力が弱り筋トレをしているが、連休にゆっくり飯豊に出かけると言う。

   今年の春から、山仲間のさなえさんから飯豊の縦走をしたいと同行を頼まれていたが、連休に何とかと
   思って連絡をしていた矢先でもあった。

   tamoさんが選定したルートは登りは急登の梶川尾根で下りは標高差と勾配を考え大日杉に下山する
   との事で、3人のグループに私等3人も同行させて貰う事にした。
   加えて20代で力持ちの青年、こんちゃんに荷物とコースのサポートをお願いしての同行である。

   私等6人のメンバーは、59歳から71歳の中高年であり、飯豊連峰縦走登山は私にとっては大いに
   勉強になった登山であった。(最後に記述予定)







   17日() 天狗山荘前泊

    午後1時過ぎに家を出発。
    用を足しながら途中待ち合わせのさなえさんを載せて前泊する登山口・小国の天狗山荘に向かう。

    同乗のふたりを天狗山荘に降ろして、小玉川口入り口でtamoさんグループと合流して2台で下山口
    である大日杉への配車に走る。

    往復2時間強で思ったより遠く、帰りにスーパーで買い物をして再び天狗山荘に向かう。
    山荘に入る手前に井上さんの車と出会い挨拶を交わす。

    わざわざ私等に顔出しに来てくれて天狗山荘に入ると熊汁の差し入れを頂いていた。感謝!
    時間も7時を過ぎようとしていたので早速夕食に入る。

    今日の管理人のコンさんとサポーターのこんちゃんを交えて用意した食料と井上さん差し入れの
    熊汁をご馳走になり8人での夕食である。

    アルコールも少々入り、中高年飯豊縦走登山の前夜祭?
    管理人のコンさんが披露する相撲甚句に手拍子で夜も更け、早めに休み翌日の登山に備える。


   




    第1日目 18日()
              
晴時々曇り    


    初秋の飯豊連峰、泊りの梅花皮小屋を目指して

   5時30分出発予定が少し遅れる。
   予報は午前曇りであるが、空を見上げると青空が見えて予報より天気は良さそうである。

   パーティーの先頭を依頼され、女性が前3人でその後男性3人で最後尾にサポーター役の
   こんちゃんが付いてくれて出発である。

   先導を任されたが、長丁場で夕方までに梅花皮小屋に着けば良いと言う事として、何がとも
   あれ、自分を含めて中高年、ペースはゆっくりがベターと考え急登の梶川尾根を登り始める。

   三本カンバに上がると展望が開け、梶川峰に着くと気持ちもいよいよ飯豊の佳境に入る。
   青空も広がり秋の飯豊であるが、紅葉は何時もの年だとかなり紅葉が進んでいるが、今年は
   草紅葉が始まったばかりに思えた。

   門内岳で25分、北股岳で40分の休憩を取り周囲の景色を眺めながら飯豊のひと時を過す。
   梅花皮小屋迄休憩を含む9時間。
   天気に恵まれた事もあり、飯豊連峰の尾根歩きとピークからの眺めを堪能出来た。
ポイント 到着 出発 休憩
梶川尾根登山口 5:42
ならのき曲り 6:22 6:29 7分
湯沢峰 7:23 7:52 29分
滝見場 8:27 8;40 13分
五郎清水 9;16 9:40 24分
三本カンバ 10:06 10:11 5分
扇の地紙 11:50 12:00 10分
門内小屋 12:23
門内岳 12:29 12:54 25分
北股岳 13:47 14:23 40分
梅花皮小屋 14;42
総行動(休憩)時間 9時間 2時間
33分


5:42・さ〜出発!梶川尾根登山口で 急登が続く梶川尾根
5;22・ならの木曲がりで最初の休憩 7:23・2回目の休憩地点湯沢峰に到着する
休憩中に今日小屋番のヤスケさんが追い付く
8:27・3回目の休憩地点滝見場 滝見場から石転沢と上部の梅花皮小屋を眺める
9:16・五郎清水で4回目の休憩 この先急登個所が続く三本カンバの峰
一歩一歩登る 10:06・見晴らしが利いてくる三本カンバで休憩する
昨年保全手入れした個所を右にして登る 10:39・梶川峰に到着、お昼タイムとする
梶川峰を出発して 保全事業で残った池糖に差し掛かる
昨年の保全事業個所、効果もあるが手入れも必要か 草紅葉が始まっているが、例年より遅いかも?
何時来ても眺めの良い場所には足が止まる この登山道一体も保全事業が施された
11:50・扇の地紙で休憩 胎内山を越えて門内岳を目指す
門内小屋、下越山岳会の皆さんが小屋の整備をしていた 12:29〜25分間、門内岳で休憩をして出かける
門内岳と小屋を後に 目指す北股岳
13:47・北股岳に到着 青空に湧く白い雲の北股岳山頂で
石転沢を見下ろす。こんなに雪渓が消えた年は珍しいそうだ 北股岳でのんびり過す
童心に返って・・・ 埼玉の8人パーティーがオーイン尾根から、拍手で迎える
北股岳山頂で景色を堪能し眼下の梅花皮小屋に向う 14:42分、梅花皮小屋に到着、
左、途中で追い付き同行してくれた今日の小屋番のヤスケさん



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