全国歴史の道百選
黒沢峠歩く
426m


小屋仕舞いを終えて芋煮会の懇親会が自然の森のログハウスで開かれた。
私等はお風呂券を頂き飯豊山荘のお湯に浸かって少々遅れて会場に着くと
高橋事務局長の司会、高橋会長の挨拶の後、乾杯の音頭で懇親会が始まった。

会が始まると皮切りに金副会長さんが打ち鳴らす拍子木から出る
素晴らしい音色を響かせての相撲甚句が披露された。

宴会が進むと武田顧問、高橋会長さんや関さんの歌でみんなで手拍子。
宴もたけなわで盛り上がりみんなが輪になり踊り出す。

会は中締めで私はダウン・・・、中高年組はシラフに入るが、
若者組の宴は日付け変更時刻を遥かに過ぎたようである。

朝は、昨晩振舞われた舞茸のお汁にうどんが加えられての朝食を頂く。
高橋会長さんが後片付けに来られ、今日は小国町でも力を入れている
黒沢峠祭りがあるとの事で会場まで案内を頂き中高年組は黒沢峠を歩く。

石畳の歴史ある苔むした古道を歩き覗くだけと思って歩き出したが、
歴史の道に惹かれて峠まで1,7km、標高426mの黒沢峠まで歩いた。


黒沢峠出発点 途中道路にひかれた石切場に
石畳は苔むして滑りやすいので脇を歩く 若い紅葉の古道に惹かれて
当時茶屋があったと言われ、広い敷地で晴れたら飯豊が見える
古屋敷跡。峠越えに参加した人達にここでお茶が振舞われる。
古屋敷から間もなく426mの黒沢峠に
峠で記念写真 峠を下る
閑静で趣のある歴史ある古道である 黒沢峠の入り口に戻り、イベント広場に寄って帰路に。


今年は飯豊の登山道整備事業に参加出来ませんでした。
僅かですが飯豊山荘の小屋仕舞いの手伝いをさせて貰いました。

小屋仕舞いを終えて直会の芋煮会では小国山岳会の高橋会長さん始め
会のみなさんの温かいもてなしで楽しく過し、
歴史ある古道・黒沢峠を歩く事が出来て満足な二日間でした。

小国町のホームページを見ると四季折々興味あるイベントが沢山組まれています。

私は、40代の忙しい時、癒しを求めて時々梅花皮山荘や奥川入や温身平を訪ねた事があります。
現役を終えて飯豊連峰に登り、登山道整備に参加させて貰い小国山岳会のみなさんと
触れ合い、益々小国の街が私の第二の故郷の思いが強くなって居ます。

これから、小国町はまだまだ訪ねてみたいところが沢山あります。
私は飯豊連峰に登れなくなっても飯豊の麓の街・小国町の
訪ねる所が沢山るので足腰が弱くなっても楽しめると考えています。

今回は、天狗山荘の小屋仕舞いの手伝いのみと考えて出かけましたが、
思いがけなく、tamoさんグループと倉手山に登り、
高橋会長の案内で歴史ある古道・黒沢峠を歩く事が出来ました。

また、山が大好きだが親の介護を続けていた飯豊大好き人間、
田上町のKさんと手伝いの最中これまた偶然に顔を合わせ、
元気な顔を見れたのも嬉しい再会でした。

考えてみたら彼は飯豊連峰で道のない所を歩く事が
大好きな人である事を思い出しました。

彼の好きな飯豊連峰を再び歩き出すのだろうと思うと、元気な姿に会えた事も
今回手伝いに出かけて私にとっては重ねて嬉しい出来事でした。

小国山岳会のみなさん、山仲間のみなさん、数々の思い出と再会の機会を
提供頂き大変ありがとうございました。


黒沢峠を紹介したHPに