日本百名山を登り終えて思うこと



     山を登る人はそれぞれの目標(目的)を持って登っていると思う。
 
     私共夫婦は、日本百名山を「還暦記念」として登頂することが出来た。

     だが、200、300名山はとても出来そうにない、だからそれを目指す人、
     それを謙虚に目指している人は爽やかに感じる。

     100名山や大きな山を登らなくとも、自分の目指す山に専念する人も
     多くいる。

     花を求めて登る人、景色を楽しみに登る人、低山だけを目指す人、
     3千M級を目指す人、藪山を目指す人、健康のため等々、いろいろだ。

     今年、春の花アブラチャンが咲く近くの山を案内して貰った。
     近くにこんな良い山があることを知らなかった。

     これからその山を毎年訪れたいと思っている。 そして、近いところでも
     いろんな山に登りたいと思っている。

     私は、山登りでどんなに小さくても目標を持って登ることは良いことと思う。
     しかし、どんなに目標が大きく、凄くとも、過度の自慢をしたり、非常識な
     登山をする人は、私は好まない。

     リハビリのために、或いは健康のために道路や公園で、叉は近くの山で
     ステッキを突いて一生懸命に歩いている人もいる。

     私は、その人その姿の方がはるかに美しく見える。

     山登りは健康に良い、そして、山仲間と一緒に登ったり、

     山の話が出来ることを私共は、大きな喜びとしている。 



                               2006年9月7日  まこと 記