この三つの選定の考え方を基に、経験者をはじめとする多方面からのアドバイスが必要と考え、
高立山には新潟市を始め、近郷の山好きな人達が沢山集まるので、その人達からも参考意見を
聞かせて貰いました。
一方、僅かな山登りのベテランの人脈をもたどり、大所高所からのアドバイスも頂きました。
又、私は、山を中心としたインターネットの「ブログ」を開設しているので、そのブログにも案を載せ、
参考意見や要望も聞きいて参考とさせて貰いました。
基準を設定していろんな方からのご協力を貰いながらも、数多い山の中からの、選定の難しさと、
しかもポピュラーな山を選ぶ難しさを痛感した次第です。
若干、中・下越に集中した感もあり、中級者から見れば、初級クラスの山はこんな山かと思う山も
ありますが、低くともそれぞれの山の良さもあり、まったくの初心者からの山歩きと了解頂きたい。
しかし、中には上級者クラスの山も幾つかあり、初心者が経験を積み重ね、経験者と一緒で
あれば大丈夫と思われる山も加えました。
ただ、焼山は登山解禁になれば、当然登山道も整備されるであろうと考え100山に加えましたが、
現在、未だ登山道は整備されていないので初心者は、憧れの山とし、登山道が整備されるまで
しばらく様子を見ることを勧めます。
名前については、他県では「○○県の100名山」として公表されているところも結構ありますが、
私には、数ある山を名山として格付けする資質も力量もないので、一つの目標として登る人達の
ために、初心者から中級者向けの「にいがた100山」としました。
新潟県は広い面積であり、100の山を登るだけでも簡単でないと私は思っています。
「にいがた100山」は時間を掛けて登り、合わせてその土地の歴史や風土、地域の人達とも
触れ合うことが出来れば、人生の幅も広がるのではとも思う次第です。
経験者は、この100山に限らず、初級クラスの山はもちろん、中級クラスの山も初心者を同行し、
山の素晴らしさと、厳しさ、そして、登り方やマナーをも教えて、山登りがお互いに一層健康で楽しい
ものになればと、私は願っています。
新潟県には、佐藤れい子さんの著書で「越後の百山」と題して本が出版されており、中には、
道の無い山は上級者向けとし、「にいがた100山」は、重なる山もそれなりにあるのでお許しを頂き、
合わせて参考にされ、経験を積んで、「越後の百山」にも登って欲しいと思っています。
私には道の無い藪山は無理のようですが、他は出来るだけ頑張って見たいと思っています。
山登りのスタイル、考え方と思いは、その人、その人により違うので、無謀でない限り、違いを認め
尊重しあうことが必要であるというのが私の考えです。
「にいがた100山」を纏めたら、山のスペシャリストである岡本 明さんから早速ホームページに
掲載を頂き、関心を持つ人達のために参考に供して頂いたことに、あらためて感謝致します。
また、今回私のHPのリニューアルに当たり、新潟県の山情報を網羅している「百山百色」の
各山にもいろんな方の登山情報をもと考え、リンクさせて頂いた事にも、感謝申し上げます。
高橋 誠一(ブログのハンドルネーム、 まこと)
* その後焼山に、2008年7月笹倉口、9月に笹ヶ峰から登りました。参考にして下さい。
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