晩秋・紅葉の 
粟ヶ岳

1292.7m


登頂日 11月11日(日) 天気 曇 登頂者 私等夫婦

コースタイム
登山口発・9:12-2合目9;26-4合目10:03-5合目-10:25-7合目・11:17
7合目より下山・11:20分-5合目・12;04-登山口着・13:32


あちらこちらの山の紅葉の様子が発信されている今日この頃

11月も半ばを迎え紅葉前線も北から南へ、高い山から低い山に、
そして高い山も山麓へと紅葉前線が降りて来た。

地元の粟ヶ岳に二人で登る事はもう無理!と諦めていた

登頂は加茂からの登山口を想定していが、
三条・下田からだとどうだろうかと思案し、かよこと相談する

三条・下田側からであれば慎重に歩き登れば大丈夫かも・・・

そして、紅葉も下の方であればまだ十分見れるのではと考えて
11日朝、行動開始をする事を決めて仕度を開始する。

山頂を目指すには8時頃登山開始をしたい所だが、
逆に1時間強の遅れで三条・下田登山口を出発する。


登山口となる下田郷は五十嵐川の上流は笠掘りダム、大江大谷ダムが設置され
治水、発電、飲料水と地元は元より周辺自治体にも大きな恩恵を齎している。

景勝地の八木鼻を左に見て五百川集落から見る紅葉の粟ヶ岳は
たごやかでどっしりとした山容を見せてくれた。





天気予報は晴マークの連続だったので朝日を浴びる粟ヶ岳を正面に
見ながら気持ちも弾んで車を走らせた。

駐車場に着くと15台位の車が駐車して晩秋の粟ヶ岳を目指す
ハイカーの大半は既に登頂開始をしていた。

遅ればせながら駐車場で仕度を整えて9時12分に歩き出す。





一昨年の水害の爪痕がl随所に見られ、ほぼ復旧を終えていた。
登山口・麓の紅葉は見頃を迎えていた。

危険の無い個所の登山道を確認しながら進むので常に私が先に歩くが
写真を撮る時は安全を確認して時々後ろからシャッターを切る。




林道沿い登山道は、所々切り立った危険ヶ所もあるが、
足場を見極めながら確認しながら言葉で伝え誘導したりで進む。

本格的な登りに入るが同時に見事な紅葉が眼前に入って来る



このコースをふたりで歩いたのは2004年の新緑の4月30日で、
いっちゃんと2010年4月9日、白山迄縦走で残雪を踏んで
この辺はひたむきに歩いた所であった。

登山道を歩くに足場の危険度と確認をしながら歩くも
こんな所があったかな?と時々思いながら足を前に進める。


予想を超えた素敵な紅葉に感嘆しながら進む
岩場周辺の紅葉は一段と目を見張る紅葉となる
袴腰山周辺は全山紅葉 小ぶな林は淡い紅葉だ


5合目粟薬師に向けてのぶな林の登りは一部急登はあるものの
素敵な紅葉で気持ちを和ませてくれるので急がずゆっくり
紅葉の粟ヶ岳を楽しみながら歩く事が出来た

10時25分、5合目粟薬師に到着
粟薬師から分岐稜線に上がる登山道
ぶなの紅葉は終わりに近いせいか赤味が増している
稜線に上がり袴腰への分岐 分岐を右に粟ヶ岳方面に足を進める
加茂から登る稜線を左に見ながら進む
鎖の付いた登りの岩場、要注意ヶ所であるが、
視力障碍者は危険ヶ所となり特に下りを心配して登る!


展望の良い稜線に出て左加茂からの尾根筋、右に雪の守門岳を眺める
雲も多く厚くなり風も強くなったので、体力・脚力そして時間を考え合せて引き返す事にする

7合目と頂上の姿を確認し、晩秋の粟ヶ岳登頂はここ迄とした


もう少し青空が広がったら加茂方面の尾根筋も
守門岳を一望出来る下田郷も
もう少し見事な紅葉であったと思うが、
ここまで来れた事と思った以上の
紅葉を見れた満足感を抱きながら、絶対怪我は避ける!
という思いを持って下山をする。

紅葉真っ盛りの小股沢の遥か下に33丈の滝を見る事が出来た。右画像はアップ
見晴しヶ所から粟ヶ岳を眺める 13時32分登山口に到着 



諦めていた粟ヶ岳の登頂は、山頂を極める事は出来なかったけど
7合目まで登る事が出来て次に繋がった

登りには燕のナンバさん、下山時には新津のコバさんが
声を掛けてくれて嬉しい出会いがある。

合わせて晴れたら一層素敵な紅葉に会えたと
思われるが、これだけでも満足の紅葉であり登山であった。