粟ヶ岳道刈り


2013年10月12日(土)〜13日(日)
メンバー 加茂山岳会北澤会長 北澤(岩) 中野 小柳 野村 高橋


粟ヶ岳の北峰から山頂迄、笹で覆われ藪化した状態であり、
登山道はしっかりしているけど歩き難い状態であった。

宝蔵山から北峰まで業者で道刈りを終え藪化した道が蘇る。

しかし、粟ヶ岳のメーンの北峰から山頂までも藪化しているので加茂市から
加茂山岳会に道刈りの依頼があり、登山者で賑わう紅葉が始まる前に完了
する事で、12日と13日の二日間泊りで道刈りを行う事にした。

天気予報は、3日前はまずまずであったが、当日になると天気は一変。

午前7時に予定の6人が登山口・山の神に集合したけど雨足が強くなる。
相談の結果、道刈りと山はそれなりの経験者なので決行をする事にする。

早速準備をして2台の草刈機を持って泊りの小屋に向かう。

一時雨も小降りになるが、殆どが土砂降りに近い状態の中進む。

 


力持ちの会長始めとする3人は草刈機を持って先行する。

後の3人は降雨により小川のように登山道に流れる水を水抜きをして進む。

カッパを着ていたが、全員ずぶ濡れ状態で小屋に入る。


 


小屋に着いて一息入れ取り敢えず小屋から8合目までの間
藪化している部分の草を払う。

この間、雨は一層激しくなり中断を余儀なくされる。

泊りで2日掛りの道刈りなので明日(13日)の天気予報の晴に期待し、
小屋で着替えをし、各自持ち寄ったアルコールとおかずで団欒の準備。





夜も時々強い通り雨の音がするが、目を覚ますと雨は止んでいた。

天気予報通り晴れると確信して各自朝食を取り、準備を開始るする。





作業準備完了!
6時45分、作業開始場所北峰を目指して出発する。





皮肉にも歩き出すと、雨がポツリと落ち出す。

ポツリ雨で止むと思ったが、雨模様となる。

北峰着き作業開始!


 


天気予報通り晴を期待するが逆に雨が強くなる。

草刈機を動かす人、刈った笹や雑木を始末する人。

そして、さらに残された草や雑木を鎌や鋸で整備する人と
任務分担をし、頂上に向かって作業を進める。

みなさん経験者なので、天候の悪条件にも関わらず
作業は順調に進む。


 

降雨の中の草刈り作業 ↓↑




標高1200mの雨の稜線は寒く、手も冷たくなる。

6人で力を合わせて頂上まで進み一段落。





下山をしながら残した部分と、さらに手を加える所を
刈りながら降りる事にする。

下り始めると会員のニシワキ女史が今日の作業者の
激励に登って来られる。

彼女は取り敢えず山頂に行き、作業者と一緒に
枝払いを手伝いながら下る。


私が8日に歩いた時、登山道はこんな状態でした。

 


作業後、こ辺の様子は一変。

登山者にとっては快適に歩けるようになりました。

 


今日の予定した作業が終了したので
北峰の開始地点で一息を入れて記念写真とする。





さらに、下りながら少しでも刈り込みをして小屋に向かう。

来年の6月中半にはこの前後には
可憐なひめさゆりの花が登山者を迎え和ませてくれる事であろう!


 


作業を終えて小屋に着くと皮肉にも青空が広がる。

 


まだ作業中と思って会員の有本さんも登って来られた。

今日は泊って明日の御来光を眺めるとか・・・・





作業班は下山する。


 


鎖場を降りる

 


大栃平週辺は少し黄ばんで来たが、
本格的な紅葉はまだ先のようだ。





大栃平で、そして3合目でも休憩を取り下山する。

登りと作業中は雨の中であったが、・・・

作業を終えて下山する時は青空も出て
任務を果した気持ちの良さも加わり、辛い登と

寒さの中での仕事の苦労は何処ぞや・・・

みんなの気持ちは爽やかであった。





これからの紅葉を楽しみに粟ヶ岳登山者を予定されるみなさん、

北峰から頂上までの藪状も無くなりました。

快適な秋の山・粟ヶ岳をお楽しみください。


おわり