越後白山
1,012m


登頂日 2014年2月12日(水) 天気
登頂者 私等夫婦
                
コースタイム(田村線に下山)
登り、2時間35分 下り、2時間


一日お日様マーク、宝蔵山か白山かと迷った。

白山であれば昨日の休日でトレースがあるだろうけど、
宝蔵山はトレースは・・・?ふたりのラッセルでは山頂を踏めない。

行ける所までと考えたが、無理をせず白山を選んで正解でした。

過去の記録を見たら私は1年振り、かよこは6年振りの白山となる。

トレースは有難い事にしっかり、3合目の登りもアイゼンを装着せずに大丈夫。

昨日の睡眠が4時間のせいか、脚力の低下のせいか体が重く切れが悪い。

幸い天気は快晴、遠く飯豊連峰を眺めたり雪の華を堪能しながら
シャッターを切りながら急登を登りました。

9合目付近からの景観は素晴らしく、傾斜は緩やかになり足は進みますが、
景観に目を奪われて足が進みません。

下山は田村線を回り馬蹄形縦走の白銀の越後白山を楽しみました。



これから登る越後白山です。

久し振りで青空に迎えられての山登りは気持ちも晴やかです。

駐車場に車を止め慈光寺参道を歩き山門でお参りをし山頂を目指します。

青空に雑木は雪の華、気持ちも弾みます。

9時30分登山開始!

3合目の急登は、アイゼン無しでゆっくりと登りました。

凡そ33分程なので、まずまずのペースと思いましたが、
体が何時もより重く、既に汗はびっしょりでした。

マイペースで4合目付近の登りです。

雪庇が出ている尾根を歩きます。

これから急登が続きますが、
眺めが良いのでその眺めに励まされて頑張ります。

飯豊連峰がくっきり見えます

6・7・8・9合目と急登が続きます。

下山者もあり、急登は登り難くなり足場を確保しながら進みます。


8合目付近、健脚者から先に歩いて貰い
雑木に付いた雪の華をみながら進みます。

高度を上げると飯豊連峰の全景が見えて来ます。

新雪が40〜50cmはあるでしょうか、雑木に雪が付き様々の造形が見られます。

雪と雑木による芸術展の開始です

しばらく9合目から頂上までシャッターを切り素晴らしいロケーションを眺めながら歩きました。

避難小屋が見えて来ました

昨日も大分吹雪いたようで小屋は雪で吹き付けられています

粟ヶ岳がくっきりと見えています。

白山避難小屋の様子です

11時35分、山頂に着きました。

所用時間は2時間35分でした。


正面が粟ヶ岳、左遠くに青里岳と矢筈岳が見えます。

粟ヶ岳を眺めながら20分程、お昼としました。


風が少しあり気温も低く、温かくしての休憩でしたが、
粟ヶ岳と後の飯豊連峰の眺めも雲のカーテンが掛り始めました。

このまま曇る心配はありませんが、田村線周りで下りました。

川内山塊の峰々が輝き、雪の華道を歩く素敵な下山です。

正面に飯豊連峰、菅名岳・大蔵山・権現山、日本平山等々の峰を見ながら下ります。

後方右を振り向くと銀次郎・銀太郎山、五軒屋岳、青里岳そして矢筈岳の峰々です

青空に白い雲、雪化粧した雑木の光景は素敵でした。

私等を追い越したグループが天狗の腰掛の木で立休憩のようです

ブナの大木(奇木)、「天狗の腰掛」です

グループはツボ足で私等が歩き難いのではと先を譲ってくれました。

有難く先を歩かせて貰いました。

素晴らしいロケーションの数々を見ながらの越後白山です。

急降下もあり、怪我の無いようフォローしながらゆっくり下山しました。

途中尾根からショートカットして無事林道に降りました。

慈光寺にお参りし、杉並木の参道を歩きました。


帰りは気持ちの余裕も出来たので、
参道の祠やお地蔵様に今日も健康で白山に登り
無事下山出来た感謝を込めお参りしながら歩きました。

そして駐車場へと向かいました。


帰りに再度越後白山を仰ぎ見ました。

中央が白山で今日は左のピークから沢に向かって降りました。

右のピークが烏帽子岳、そして右端が戸倉山です。

数年前はそのピークを登ったり下ったり、そして宝蔵山まで下りた事を
思い出しながら越後白山を後にしました。



今日も天候に恵まれ良い山登りが出来ました。

やはり1000m級の白山は障害を持ってからは、
一層気を付けなければならない山となりました。

ピストンでも馬蹄形でも急登ケ所があり、要注意!です。

健常者の時は気を止めませんが、障害を持つと
今迄何ともなかった所も危険ケ所になります。

年を重ねると同じような事でもあります。

私等は怪我だけは絶対してはいけないと強い気持ちで行動し、
これからも安全にも安全な山登りをしたいと思っています。


おわり