毛猛山下見


日 時 2015年4月17日(金) 小雨


来週毛猛山に登る予定をしている。

先日浅草岳山頂から毛猛山を見ると山頂は雪解けが始まり黒い部分が見えた。

雪の付き具合はその年によって違うので登山口を含めて雪の状況の下見をする。

只見線大白川駅先の国道ゲート前に8時頃到着すると地元の方が来られ、今年は
雪が多いのでゲートの開くのが遅いようだと・・・

入れ替わりに工事関係者の方が来られ、同じように今年は雪が多く連休に除雪を
終えたいと思うがどうかとの話。

お願いして毛猛山登山口迄車に乗せて貰い1時間の歩行を短縮する事が出来た。

今日の天気は良くない事を承知しての下見で、登山口の雪の状況と取り付きの確認
なので天気は小雨くらいはと歩き出す。


成程雪の量は例年よりも多い。

 


ここ左から登るが雪の壁



沢筋の雪の量も多いが、先回は4月下旬なので
それまでにはかなり解ける事と思う。

目標とする右側の鉄塔はガスで見えなく、雪の付き具合を見計らって登る。



所々雪の消えた尾根に出たり雪の急登を登ると目の前に鉄塔が出て来た



前方もかなり雪があるのでこの先どうかな・・・?と思いながら進む。



最初の急登を終えると尾根筋は雪が消えていた。

雪に代わり、進む半藪の尾根はイワウチワロード。



周辺はガスで何も見えないが、進む尾根にはイワウチワの花が迎えてくれた。

恐らくこのルートは今年は数少ない人が訪ねただろうが
可憐に咲いたイワウチワの歓迎を私等も嬉しく思った。





半藪の尾根の脇に残雪が出ると歩き易いが、次に来る時はどうかな?



小雨も止まず視界も利かないけど、もう少し先まで歩くことにして進む。

しばらく、急登と半藪の尾根を歩くと、足沢山と思われる姿が霧の中に見えた。




ここまで来たので足沢山下まで行くことにして進む。

もう少し進むと半藪でも「これ以上進むのは限界」と同伴したかよこは言う。

無理は禁物、殆ど休憩を取らずに登ったので、「ここで休み動かないで!」
と私は言ってすぐ近いと思われる足沢山の尾根合流点をピッチを上げ目指す。

周辺はガスで見えないので景観の画像は撮れないが、
11時05分、先回テントを張ったと思われる地点に到着する。

テン場の脇の足沢山への尾根の姿も記憶とまったく同じであった。

この位置から天気が良ければ太郎助山の素敵な姿が見えるのだが・・・残念!

2012年の4月29日朝の画像



ガスで何も見えず、そのまま急いでかよこが待機している地点に引き返す。

下りは、所々細尾根で足場も悪いので急がず慎重に降りる。

先回の下山時にここで間違えたのではと思い、赤布を下げて下る。

暫らく降りると、こんな急登の箇所は??と・・・
確認の為登り返し右の薮状の尾根を下る。

さっき下った尾根の方が歩きやすく登山道らしさは数段上。

登った時の尾根を歩いた様子を思い起こしながら下る。

記憶に残っている所がありこの尾根が正解と引き返し、
赤布を下げ待たせたかよこと一緒に下る。

登りと下りの尾根道の様子は違うが、
このルート全体は左にある支尾根は避けて右に進む。

登りは間違う事はないが、下山時は注意!を再確認する。



雪渓歩きから尾根への移動し、登りに気が付かなかったマンサクの花


そして、ぶなの芽吹きも始まり、
萌黄色に変りつつある毛猛山塊の木々


最後の登山口である急降下の沢筋の下りも滑り落ちないように
カカトステップで後に続くかよこの足場が分かり易く危険のないよう降り




無事下見を終えた



今回は登山口の雪の状況確認が足沢山下までとなり、
登山中は小雨と霧雨の状態であったが、
毛猛山後にして道路(R252)を歩いている小雨も止み掛けて来た。




来週毛猛山に登る頃、この辺の雪も少なくなるが、
足沢山から毛猛山の雪がどんなになっているだろうか?

次回は、リベンジ登山を合わせて3回目の毛猛山となる。