粟ヶ岳-権ノ神岳
馬蹄形縦走


登頂日 2015年6月2日(火) 天気 薄曇


昨年権ノ神岳経由で粟ヶ岳馬蹄形縦走が出来る
新ヶ沢コースが廃道状態を薮刈がされ復活した。

一度歩いて見たいと思っていたので、
今回ひめさゆりの開花状況を見たりしながら
合わせて夏山鍛錬も兼ねて歩いた。

連日暑い日が続きコースも長くハードなので
早朝に登る事にして出掛ける。


今日の天気は雲が多いが青空も見える



登山口で登山届けを出し出発は午前5時18分。

気温は朝だけど高く感じるので、先が長いので
ゆっくりペースで登る。




3合目=5時55分、水を一口飲んで進む。

大栃平=6時26分、やはり水飲み休憩6分。

粟庭6合目=7時05分、山頂を眺めて黙々と歩く・・・

水場を過ぎての登りは何となくひんやり、
こんなだったら歩きやすいのにと思いながら急登を終え
7合目小屋に7時25分到着する。




ベンチ腰を降ろして10分の休憩。

水は私が2リットル、かよこが1.5リットルで
何時もより多く持参する。

喉を潤して縦走路分岐の北峰に向かう。




そろっとひめさゆりが出ても良いのだがと思いながら歩くと
ぽつりぽつりとひ開花しためさゆりが顔を出しえくれた。

思いの他開花が進んでいる。



蕾もあるが


開いた花が結構あった


今年の開花は10日程早いが、
咲いている花が少ないと思いながら歩く・・・


8合目を過ぎると例年より少ない


9合目付近は


蕾もあるが開いた花もある




押なべて9合目付近も数が少ないけど見頃を迎えている。



粟ヶ岳のひめさゆりの開花は早く、6日の日曜日前後が見頃と思った。

何時もの年は15日前後から順次頂上に向かい見頃となるけど
今年の粟ヶ岳のひめさゆりは蕾はあるものの
一斉に見頃を迎えるようだ・・・

今日の粟ヶ岳登山は、ひめさゆりの咲き具合を眺め、
七頭尾根を歩き、権ノ神岳・橋立と縦走し、
新ヶ沢に下りる計画なので・・・

9合目からの粟ヶ岳の残雪と新緑の姿を見て引き返す。



縦走路分岐で再度水のみ休憩をする。

何時もより水を飲む回数も量も多く、
水を多めに持参をして正解、分岐を8時32分出発する。



飲料水は十分、安心をして縦走に入る


歩き始めるとここにもひめさゆりが・・・・






縦走路のひめさゆりの方が見応えがありそうだ・・・


カタクリは終えているがカタクリロード


歩いて来た稜線


右から北峰・中峰、そして少し顔を出している粟ヶ岳本峰一番左に一本岳。


縦走しながらツツジと競うひめさゆりをみたり




後ろを振り向いたり


足が進みません


タムシバの花も見頃


イワカガミも・・・


ひめさゆりもまだ続きましす




縦走路のひめさゆりは、昨年登山路の薮刈りをしましたが、
これから再び薮化するとどうなるでしょうか・・?


粟ヶ岳を振り返り、休憩です・・・


休憩を終えて権ノ神岳を目指します




岩場を下りるので足元をしっかり見つめて一歩!一歩!です。


雑木の中にカタクリが咲いていました


おや!シラネアオイの群生です・・・驚きです!




今度は池糖です


良く見ると残雪の融水による季節限定の池糖のようです


あれ!ニッコウキスゲの葉、小さい蕾が付いていました



思いがけない花達との出会い!粟ヶ岳の新発見です。

タニウツギの花もひときわ鮮やか・・・

早春の花々に出会い、縦走路は初夏、

雪が消えた所は春たけなわです。



権ノ神岳最後の登り、ブナ林の急登です。


9時57分、権ノ神岳に着きました。



縦走路分岐から1時間前後で権ノ神岳ですが、
1時間25分要しました。

この間は、縦走路のメーンコースで、
思いがけなくひめさゆりに加え、シラネアオイ&カタクリの群生に会って
しかも粟ヶ岳の裏側の姿を見ながらの七頭尾根の縦走です。

七頭尾根は七つのピーク超えで、細尾根あり岩場ありで素敵なコースですが、
現在の私等には慎重にも慎重を要するコースとなりました。

山頂で早いお昼休憩としました。



権ノ神岳からの初夏・粟ヶ岳の姿です


川内山塊です


10時28分、下山します。

権ノ神岳のひめさゆりは下山路と頂上のこのヶ所だけでした。


これから進む下山路、残雪期と光景がまったく違います。


同じ撮影ポイントから残雪期の様子


昨年の秋整備された登山道は快適です。


雪に耐え成長した奇形ブナ


橋立、上のピークで休憩


新ヶ沢コース(水源地)に下ります


快適な小ブナ林を歩きます


鍛冶小屋跡の沢を越えました


対岸は猿倉沢超口・4合目の古い標識が下がっていました。


これから先が昨年廃道と化し、薮刈りされた登山道を歩きます


木間から縦走した稜線を眺めました


草が生え茂った沢状を越えて




予想外に登山道は良い状態とは言えません




ようやく山の神・石切の神様に着きました。
これで安心と思いしや!


林道は草が繁茂し、倒木もあり、土地勘が無いと進み難いです




足休めをし、湧き水の「朴の木清水」の水を飲みました
 


下の方の林道は草が刈られてスムースに歩けました。

粟ヶ岳登山口のメーン林道に出て
登山口「山の神」に停めた所に13時34分に到着する。




休憩時間を含む総行動時間8時間16分の気侭な縦走で、

初夏の花・ひめさゆりや春の花にも会えた粟ヶ岳馬蹄形縦走であった。


おわり