新緑の粟ヶ岳


登頂日 2016年4月20(水) 天気 晴
登頂者 私等夫婦


今年の粟ヶ岳は正月の3日以来ご無沙汰していた。

20日は一日晴れマークにてご無沙汰の粟ヶ岳に向かう。

第2水源地の駐車帯にはバイクが1台で乗用車が2台停まっていた。
天気が良い割に登山者が少ないと思って登りだす。

登山道の木々はすっかり緑になり、その緑に赤いミツバツツジと白いタムシバが
ひと際映えるが、何時ものカメラは修理中で予備のカメラは
急な粟ヶ岳となったので車内での充電にて電池切れを心配し、
下山に電池があったらと思ったが、残念ながら適わなかった。


3合目からの袴腰山始めその周辺の山は雪は殆ど消えた。


珍しく白いイワウチワを見たのでカメラに収める。
今日は暖かい日で、下山時には鎖場下の稜線には沢山のイワウチワが開いていた。


大栃平から粟ヶ岳の三峰の様子


大栃平を少し下り、5合目を過ぎて4つの梯子を登り終えると
ガレの危険ヶ所を昨年梯子から代えたロープの健在を確認して登る。


鎖場も雪は無いが


ここも鎖とロープを頼りに特に私等はゆっくり、しっかり・・・と


6合目・粟庭の頭から粟ヶ岳三峰を眺めるが、雪が少ない


三条側の稜線登山道の向こうに見える守門岳をアップ


粟庭の下りもゆっくり、そして細尾根も健常者は問題ないが私等は慎重に進み
岩状のヶ所を登り砥沢の稜線に取り付き水場に・・・


小屋まで登山道には3か所に残雪があったが、雪消えが早く小屋までの無雪はもう少しか?



小屋が見え始め小屋のベンチに誰かが?と思ったら
向こうの方から「まことさ〜ん、たこまさでーす」との声。

山で会うのは久し振りだが、嬉しい声掛けを頂き、
頂上を降りてベンチで休憩中のたこ正さんと会話を交わし私等は頂上を目指す。



この時期珍しく小屋の周りには雪が消えていた。


小屋の左前方の残雪を踏み山頂を目指す


残雪歩きは僅かで暫く雪の無い登山道を登り8合目下から振り返る



左手に権ノ神岳と白山、そして遠くに白く横たわる飯豊連峰。

途中また知り合いのKさんに会うと、
彼は中峰から雪渓を下りその快適さに大きな声で歌を歌いながら降りたと・・・

中峰の雪渓を眺めると途中こちらの稜線へは藪漕ぎとなる。

かなり急な雪渓を快適に歌を歌いながらとは、年令は私と同じくらいだが流石!
若い時から山好きな人で今も健在と感心して別れる。



8合目から歩いて来た登山道を見下ろすと殆ど雪の無い登山道だ


北峰から中峰と粟ヶ岳山頂を眺める


中峰の雪渓を登る


中峰から本峰・粟ヶ岳、左に雪があるが、殆ど右側に露出した登山道を歩く




山頂に着き、やはり遠くに光る飯豊連峰が目を引く。

山頂に着くと阿寺山で会った長岡のKさん、上高柳から権ノ神岳-七頭尾根から北峰に上がり
粟ヶ岳に来られたという、阿寺山では入道岳迄足をの伸ばしたそうで健脚者だ。


歩いて来た稜線を見下ろす


右から守門岳、越後三山、浅草岳が連なる


粟ヶ岳北側に残る残雪と風景をカメラに収める。




山頂には登った時他にふたり居られたがみんな下山し私等だけ・・・
私等も山頂でお昼を食べて下山する。




これから進む中峰は残雪を踏んで進む・・・





私のサブカメラはここで電池切れ!

下山もゆっくりと転ばないようにと心しながら・・・

登山口8時30分で目的はゆっくりでも山頂を目指し、
下山も登りと同じ時間を掛けても・・・と歩き、登山口に16時25分着。

凡そ8時間要した新緑の粟ヶ岳のゆっくり登山であり、
これが私等の登山スタイルになりそうだ・・・


おわり