粟ヶ岳山麓
中央ハイキング道を歩く



このコースは、小乙集落の上手にある岳山寺を起点に
粟ヶ岳3合目迄の稜線が中央ハイキング道と称し遊歩道になっているが、
遊歩道にしては少々キツイコースである。

岳山寺河川手前の路側帯に車を停め右の階段を登り
ピークに近い所に建っている長瀬神社を目指す。

昨日の疲れが残り階段登りも楽ではないのでゆっくりと・・・



伏流水が出ている不動明王の小さな石仏が左に、
陽も当らないので階段も池も周囲は苔生している


小さなお寺の祠か、50年前頃までこの広場で相撲が取られていた。


麓の岳山寺は真言宗で相当の歴史あるお寺で
この長瀬神社も神仏一体の時代の名残りだろうか?後には立派な奥社がある。




神社の後ろのピークに山城があった


ピークの先には空堀が5つほどまだ姿を残していた。


アップダウンを繰り返し、所には短いが急登もある。
蕨の葉が沢山生え茂る道を進む・・・


ここにもヤマツツジが鮮やかに花を付けていた


休憩を取りながらゆっくり歩きであったが1時間10分程進むと
東屋のある380mのピークに到着、目的のヒメサユリが咲いていた。




ハイキング道の標識


右手に袴腰山、左遠くに残雪を抱えた守門岳、左肩に浅草岳も見える。


昨日登った粟ヶ岳と左手奥は権ノ神岳の稜線。

手前のピークは標高450mの粟ヶ岳の展望台であるが、
今日は東屋のあるここで休憩をして第1水園地に下る事にする。


このコースは約30年前に作られ同時に東屋も設置された。


既に11時頃だったのでお昼として休憩をする。

このコースを歩く人は稀、山菜かキノコの時期か、
或いは私等のように気が向いて登る人くらいと思う・・・


ヒメサユリの株を数えたら13株程で期待したヒメサユリは見れなかったが、
周辺の山を眺めたりしながら1時間10分程のんびり過ごしたので第1水源地に下る。

下山口にヒメサユリの小さな群生、


下りも大分急降下で登山道も崩れて要注意!

所々トラバース状の所にロープが張られまた所々にヒメサユリが咲いていた。
注意しながら降りる事30分で第一水源地の登り口に着く。


駐車場には凡そ30台の車が停まっていたので
今日も粟ヶ岳に登られた方が相当居られるようだ。

私等が粟ヶ岳に登る時は、殆ど第一水源地は素通りだが、今日は水源地の畔を歩きながら・・・


久しく粟ヶ岳の撮影ポイントでシャッターを切り、車を置いた岳山寺までぶらぶらと歩く。



車に戻ったらまだ13:30、車を走らせ久しく登っていない猿毛岳に、
楽なスキー場コースから登り、頂上でひと休みして下山する。

今日の山歩きで次の山登りには体調が良くなる事を願っている。


おわり