8月11日・山の日の山
角田山&猿毛岳
「山の日」制定の出発は2010年4月、日本山岳会が関係団体に呼び掛けた所から始まる。
「海の日」があり、「山の日」が無いのは??と・・・
日本は海に囲まれ山の多い国で古来日本民族は「山の幸」山から注がれる「川の幸」
そして川が形成する平地を開墾し作物を耕し、広大な「海の幸」を享受して来た。
この事から日本の山は「恵の山」として今でも何処の山も大なり小なり山の神が祀られ
山岳信仰も古代から今日に引き継がれていると思う。
そして今日、山登りはスポーツとして健康保持の為にも意義あるものと認められ
老若男女が山に登る人が多くなり、特に最近は若い人達の姿が多く見れる事に嬉しく思っていた。
これらの事を考えると「山の日」の制定は国民の休日として意義ある休日であると思う。
今年は「山の日」が制定され初めての休日であり、夏の暑い盛りであるが
気軽に登れる山は何処かと考えた。
私も年を重ね74才になり、これからも元気でいる限り登れる山のひとつとして
お盆が近くなるとキツネのカミソリの花が咲く角田山とした。
朝は珍しく曇りで肌寒さを感じる日であり、早朝登山と思ったが家を9時前に出掛ける。
キツネノカミソリが多く見れるコースは五ケ浜(通称浦浜コース)にて車で走るが登山口の浦浜コースは
記憶にあるが、その位置は過去の記録を見ると9年振りにて記憶を辿って登山口に着いたが、
登山口の様子は殆ど記憶から消え失せていた。
角田山は全国的にも花の山としても有名な山であり
次の8つの登山道が主であるが他にも二つ三つと隠れた登山道もある。
しかし、大半が私有地であり佐渡・弥彦国定公園にも指定され年々増える登山者にて
花も減り登山道も荒れるヶ所もあり、登山者のマナーも要請される山の一つである。
登山口の駐車場は満杯と言う事で海に近い駐車場に駐車して登山口まで歩く。
途中通り過ぎたほたるの里と五ヶ峠の登山口も駐車場は満杯にて
この時期人気のコースの登山口の広い駐車場は満杯!も頷ける。
何がともあれ、私等は7月末以来の山登りなのでゆっくり花を登りながら
「山の日」にちなんで角田山の山頂を目指す。10:22
急登で階段の高い段を登り暫くすると目的の花・キツネノカミソリが姿を現す。
同じ時期に咲くヤブランの花も・・・
結構階段も多い・・・
五ヶ峠との分岐
灯台コースの分岐
三望平、山頂まで後500m
11:36山頂着。
「山の日・角田山」登山の記念写真です。
少し休み下山して「山の日」と「申年」にちなみ地元の猿毛岳に登る事にする。
下山前に広い山頂を少し眺めに足を延ばすと日除けのテントから私を呼ぶ声が・・・
似ている人が居られると思ったら、ツチダさん!
そして、キムラさんに初対面の福ちゃん
かよこも呼び懐かしく、しばし角田山での団欒・・・
みなさんは、朝10時30分に頂上に着いた時は山頂広場は大勢の人だったが、
大分引けて少なくなったそうで、みなさんはこの後ナンバンキセルを観にスカイラインで弥彦山との事。
私等は猿毛岳にて帰る前に、「制定第1回目の山の日」の記念写真を一緒に!
みなさんと別れ山頂の標識をカメラに収め下山に入る
下山に掛り下りの途中、グループで登って来た黒崎山の会のメンバーに会う。
これまた懐かしいメンバーのみなさんの面々!
引き返してみなさんと「山の日」の記念写真を一緒に撮らせて貰う。
私等にとっては、良い山の日・角田山となり気分よく下山する。
下山すると駐車場の車は半分以上少なくなっていた。
海水浴を楽しむ浦浜海岸の様子。
波静かな海、澄切った青空に白い雲の下に佐渡ヶ島が日本海に浮かぶ姿が・・・
日本海の海岸沿いから内陸の我故郷猿毛岳に向かう。
猿毛岳
1時間弱の時間を要して猿毛岳の登山口に着く。
駐車場は私等の車だけ、低山里山と言えども夏の時期この時間に登る人は殆ど居ない。
2:47分、まだ気温が高い時間だが登り始める。
猿毛岳はほぼ山頂まで樹林帯で直射日光は遮られるが気温が高く
風も無く角田山を登った後なので少々疲労もあるのでゆっくりと・・・
「山の日」「申年の猿毛岳」そして山の日に地元の山との思いを込めて・・・山頂を目指す。
11:32、26日・約1か月振りの猿毛岳山頂である。
何時もの風景だが今日の粟ヶ岳はスッキリ!
粟ヶ岳を真ん中に左権ノ神岳・宝蔵山・白山、右に守門岳、右肩に薄っすら魚沼三山
アップして守門岳の右肩に駒ヶ岳・中の岳そしえその右に八海山。
振り向いて少しアップの新潟平野に浮かぶ午前に登った角田山、その左に弥彦山。
猿毛山は夏でも山頂は風が吹き涼しく居心地が良い!
けど、時計は4時を過ぎたので「山の日」に角田山に登り山友に会えた喜びと
地元の静かな猿毛岳に登れた事に満足の一日を過ごす事が出来た。
山を愛する人は、アルプスはじめ高い山、体力に応じたり楽しい里山登り等々・・・
その人、その人の条件に合わせての山の日の休日を過ごした事と思う・・・
私等はあらためて山の良さを味わい意義ある一日であった。
おわり