引返した
権ノ神岳


登頂日 2017年4月5日(水) 晴 

朝から夕方まで晴れマーク、今年一番気温が高い予報だった。

朝早い時間は気温も低いので権ノ神岳も雪が大分消えたと思うけど
日白山の疲れは残っているが何とか山頂は踏めるかな・・・?と思って出かける。

午前7時30分林道の雪が消えたけど高柳川の林道の橋までは車が入れた。

早速ツボ足でも大丈夫かと思って歩くと意外や!
雪は少ないが柔らかく早速カンジキを付けて歩く。

すっかり春、川の水も豊富である。



少しでも短縮と思って登りの林道に入ると様子が違う?
林道が付け替えられたかな?と思いながら進むと笠峰への林道に気が付く。

早速引き返すが凡そ30分のロス、何で間違えたのだろう!

何回も歩いているコースなので大丈夫!
満身にて油断の気持ちが思い違いの原因!

引き返し青木の滝方向に進み橋立への林道を進む。

この先、3~4ヶ所に毎年雪崩が起きて林道を塞ぐ。
よって雪崩時期は高柳川(橋はない)を越えて行くが雪の状態で渡渉ともなる。

もう4月なので雪崩は落ちているが、
今日は気温も上がるので帰りはどうか?雪崩個所を見上げ思案しながら進む・・・

林道の雪消えも気温が高くなる事を考えるとそう遠くない。


林道の雪も林道を外れても思ったより雪が柔らかく歩き難い。

しばらく歩くと左に前宝蔵山が見えて来たが、山肌の雪も大分落ちた。


柔らかい雪なので見通しの良い所は先頭を代わって貰った。


毎年起きる最後の雪崩ヶ所


幅は狭いが大分上からの雪崩ヶ所である。



林道部分を終え急登の分岐の稜線に上がる。

比較的雪が付き登り易いルートを判断し
時には抜かりながら迂回する夏道を避け急登の稜線を登る。

高度を上げると右に粟ヶ岳が見えて来た。



稜線歩きをしながら高度を上げると左に宝蔵山がドーンと!


右に粟ヶ岳の雄姿が見える所に来る。


雪が柔らかく、日白山の疲れも残っているようで疲労が徐々に蓄積する。

高度を上げても気温も上昇するので雪が柔らかな状態は山頂まで続きそうだ。

今日は取敢えず橋立までと思いながら進む・・・


雑木が低く粟ヶ岳が見える稜線に来たので今日は此処までとする。

時計を見たら10時30分で3時間歩いた。


粟ヶ岳を眺めながら早いお昼とする。

風が少しあり寒いのでフリースを着て私等の常食・玄米おにぎりを食べ
コーヒーを飲みながらのんびり・・・


粟ヶ岳の姿を眺めていると鎖場・粟庭の頭・6合目が意外にも
この位置からはコブのようになって居る事がわかった。



何時しか風も無く気温も上昇し温かくなったので手袋を外す・・・

時間は十分あるのでザックからハーモニカを取り出し
健康に良い有酸素呼吸を兼ね粟ヶ岳に向かって思いっ切り・・・!

かよこはスケッチでのんびりタイム・・・

そして、橋立手前の一番高いピークに足を延ばす・・・

粟ヶ岳を眺めると飛行機雲?が幾筋も・・・


そして、こんなに・・・


アルプスのマッターホルンの姿を思わせる北峰をアップ


そして宝蔵山


眺めていると山の様子の変化を楽しめた・・・

時計を見たら13時を過ぎ山を眺める事、2時間も過ぎたので下山に掛る。


傘峰をアップ、こちらの斜面は細く急登なので危険!
雪のある時は避けた方が無難!


帰りは雪崩ヶ所は避けて


雪は気温の上昇でいっそう柔らかくなった






ここの雪崩ヶ所は大丈夫と思うが少々急いで通過


気温の上昇で顔を出したフキノトウ、「春」到来だ!



14時40分車を置いた所に到着。

今日は7時間も山の新鮮な空気を吸って過ごした。

ポットのお湯と何時も長い距離でも500ccで足りる水も昼食休憩時で空っぽ!

気温が上がり思った以上に汗を流した。

帰りに黒水集落の友達の所に寄りお茶を頂く、
喉が渇いていたので遠慮なく何杯もお代わりをして・・・

標高が違うとは言え、気温の高低で雪の条件が大きく変わる。

権ノ神岳からの粟ヶ岳の展望は雄大で大好きだが、
今年は無理かな・・・??

山は逃げないのでまた年を重ねるが、来年も健康を維持して登りたい!


おわり

権ノ神登頂記