屏風道〜新道を下山
八 海 山
1,778m


地蔵岳・不動岳への登頂編



    登頂日
 2,009年8月23日(日) 天気 曇時々晴れ
   登頂者 Nさん、私等夫婦

    今回のコースタイム
      登り
       
2合目登山口・6:27−3合目・6:53−・4合目・7:13−5合目・7:43−6合目・8:25−7合目・8:52
       −休憩20分−8合目・9:52−10:19・神社(9合目)・10:30−10:39・
地蔵岳(昼食休憩)・12:16
       −
不動岳12:24−迂回コース−大日岳分岐12:54−大日岳・13:08 *4・5・6・7合目で5分休憩
      下り
       
大日岳・13:20−カッパ倉・20分休憩−15:02・4合目稲荷清水・15:15−2合目登山口16:00



      12年ぶりの八海山登山である。
      まだ残暑厳しいので、出来るだけ早く登ろうと、4時30分Nさんと待ち合わせ場所の市役所を出発する。

      カーナビに「魚沼市山口」と登山口の位置を入力し、高速道路を走る。
      凡そ2時間強で登山口に到着。既に車が3〜4台停まっていた。

      地元の方が登山カードの提出の確認に来られていた。このコースで最近2件の遭難事故があったと言う。
      これから登る屏風道コースは鎖の連続の難コースだ。
      私は高校時代にこのコースを鎖にぶら下がりながら下山した事があり、かよこも独身時代友達と連続する
      鎖を頼りに急登の岩をよじ登った事があるという。

      7月、ブロ友で地元のコバイモさんがこの難コースを登った記事を懐かしく読ませて貰った。
      機会があったら登ってみたい気持ちはあったが、少し高い山から離れていたこともあり、脚力を戻してから
      機会見てと思っていた。

      一緒のNさんも、八海山登山はこのルートを考えていたようだが、単独では万が一の事もあり、思案してい
      たようだ。

      私等も、Nさんと一緒との事もあり、体力・脚力の不安はあったが、「無理せず慎重」にを肝に銘じて、この
      コースを一緒に登る事にした。

      6時27分、2合目の登山口をNさんをリーダーにお願いし、彼を先頭に3人で出発をする。
      一番気にした気温と湿度は、肌には幸い涼しさを感じて内心安心をして歩く、3合目、四合目迄は比較的
      緩やかな登りであった。

      汗かきの私は既に額から汗が流れていた。四合目を過ぎるとやがて岩に鎖の下がった登りになる。
      心配した私の足は、少し重く二人から遅れ気味となる。
      あまり遅れないように心がけながら、自分のペースをも保つように歩いた。

      鎖を使って急登の5合目に到着すると少し平坦な所で水飲み休憩をする。
      周辺の山の峰は見えるが、視界は霞が掛かりスカッパレではない。
      時々吹く風も涼しく登りには適した天候である。

      正面には急峻な岩稜の登山道で先行者が鎖を使って登っている。
      ここから見るとかなりの登りだ。一呼吸置いて私等も出発し、急登を登り詰める。

      登りつめ少し歩いて7合目は麻利支天が祭られている所で、八峰も眺められ展望も良い。
      周辺を眺め麻利支天をお参りして頂上を目指す。

      この峰の上は急峻のアップダウンがあるようで、7合目の先から、慎重に右へトラバース、少し沢筋を登って
      隣の峰にルートが取られている。

      腹も減り加減なので8号目下の木陰で食料補給の休憩を取る。15分程休んで歩き出す。
      8合目を過ぎて左に切り立った岩状を左にトラバース気味に登り、ようやく緩やかな右への登りとなる。

      心配していた私の小さな異変!8合目下付近から左腿が攣りはじめていた。
      二人には心配かけない様に、私に構わず先に歩くようと要請をする。

      本格的な攣が来ないようかばいながら登り、10時19分、何とか千本桧小屋と神社のある9合目に到着した。

      下山はロープウェイかと思って地蔵岳までは丈夫なので、二人には予定通り新道を下るようにと話をする。
      Nさんは、攣り止めの漢方薬を持っていたのでその薬を貰った。

      その薬は以前から即効性があると聞いていたので早速飲み神社にお参りをする。
      下山に備え神社で水分を購入する。小休止をして今日の頂上とする八海山・八峰の第1峰・地蔵岳を目指す。
      薬石効有、歩き出すと腿の攣りは消かけていた。
  
      10時39分、地蔵岳に到着する。早速、地蔵岳の山頂で、大河ドラマの直江兼続が立っている所は?と思って
      見るが、ドラマは毎週見ているが位置まで定かでなかった。

      登ってくる人、異口同音、同じように直江兼続が立っている地蔵岳で、場所は何処かなと話していた。
      大河ドラマ「天地人」はやはり人気で、八海山もその人気にあやかっているのだなと思った。

      「天地人」の大河ドラマを見ていて、私の疑問は、ドラマのオープニングのシーンで何故直江兼続が八海山の
      山頂に立っているのだろうかという疑問である。

      登山口で地元の人に聴いたが、ドラマの直江兼続が薬師岳にヘリコブターで降りて地蔵岳に登ったという事、
      それも知識として参考になったが、本来の疑問は解明されないままであった。

      この疑問は八海山を下山し、帰路の途中に三条市の福楽寺に寄る事ですっきり解明出来た。
      その内容は別途次の記事にするので、お読み頂ければ幸いです。

      頂上からの駒ヶ岳、中ノ岳は残念ながら雲の中であったが、八海山はガスも雲も掛からず快適に長時間頂上
      で過ごす事が出来た。

      頂上で山の話をしてのんびり過ごす事1時間35分。八峰越えは上級コースで始から断念し、隣の不動岳に登り
      迂回コースにて下山をする。

      以下画像にて登山の様子と光景をご覧下さい。



屏風道コース2合目に設置されている案内図
6時27分二合目登山口を出発しました 3合目
4合目迄比較的緩い登りです 湿度も低そうです 四合目、水飲み休憩しました
四合目過ぎるといよいよ岩登りが始まります 五合目でも水飲休憩です。足が思うように進みません
先の急登の岩を登っている人がいます その後私等も慎重を要しますが、遠くで見た程ではありません
危険ヶ所を通過一息つきながら歩く また岩場、慎重に登ります
七合目です 八海山を右上に見て歩きます
隣の尾根にトラバースで移動します 少し沢を登ります
八峰が近くに見えて来ました 間もなく九合目です
手前のごろたんピークが地蔵岳です 九号目に着きました
小屋から正面の地蔵岳です ここでお昼にしている人もいます
千本桧小屋で小休止をして地蔵岳を目指しました 初心者は地蔵岳と不動岳にしましょう!私等もそこ迄です
10時39分、地蔵岳頂上です 大河ドラマの直江兼続は、この標識の前に立ちました
地蔵岳ですので、お地蔵様が祀られています 地蔵岳から千本桧小屋とロープウェイからのコースが見えます
下の尾根を登りピークの手前に登り着きました 地蔵岳山頂の様子です。広くありません
隣の不動岳の頂上です 不動岳から先の縦走は危険ですのでカットです


地蔵岳・不動岳を降りて
大日岳登頂・下山編へ