2011年・飯豊連峰環境保全作業

                                                  弥平四郎登山口より
                                        作業現場を目指す・・・





   2011年10月1日〜2日に掛けて今年も飯豊連峰の環境保全作業が行われた。
   昨年は都合で参加出来なかったので今年は是非参加と考えていた。

   天気は生憎で低気圧の谷間に入り、願わくば曇り程度であって貰いたいと思っていたが、日が迫るに連れて
   悪い方に向かう。

   今回の保全作業の個所は御西の草月平に緑化ネットを張っての植生作業である。

   私等は、飯豊の登山口としてまだ登っていない弥平四郎集落の登山口から登る事にした。
   埼玉のtamoさん、清水さん、原島さん、そこに小国山岳会の若いこんちゃんがフォローに加わり民宿に前泊。
   皆さんと一緒登る計画であった。

   私等は30日朝5時30分に登山口に着く事として家を出発する。
   亀の内っちゃんも一緒に登りたいと登山口に前泊をして私等を待っている。                                         
 
   しかし、事もあろうに弥平四郎に向かい途中徳沢駅付近で道の確認をしたら49号線に出てもっと先だと教わる。
   49号線から別の道があるのかと走るがそんな様子はなく、また引き返して徳沢駅の前の道を急いで走る。

   しっかり確認せずに出掛けたのが最大の間違いで急いだが大分遅れて6時45分頃登山口に着く。
   既にtamoさんグループは出発していたが、遅れたら後を追うとも話していたので良いが、亀の内っちゃんには
   心配させて待たせた事は大変申し訳なかった。

   今日の天気予報は、9時頃から雨が降り始めるとの予報だったが、5時を過ぎるとポツポツと雨が落ちて来た。
   雨模様・雨予報である時には基本的には私等は登山は控えるが、今回はボランティアが目的で景色を眺める
   登山が目的でないので急いで合羽も着込んで仕度を終わらせて3人で弥平四郎登山口から登り始める。





   9月30日(金)のコースタイム
     弥平四郎登山口発 7:04-上ノ越9:01-疣岩分岐4:45-疣岩11:00-
               11:49三国山12:15-梯子12:33-種蒔山13:41-切合小屋着14:00


お待たせした内っちゃんと出発 飯豊連峰の定番、ここも稜線まで急登です
上ノ越分岐、この上で小休憩する 稜線に出ると風も強くなり、内っちゃんは稜線を30分位歩いた所で、
悪天候と自らの体力を勘案して撤退を決意!私等も了として分かれる。
疣岩分岐 疣岩ピーク 標識は無かった
ガスが薄くなり三国小屋が見えた 4時間45分でようやく三国小屋に着く
25分程昼食休憩をして三国小屋を出発する まだまだ登りは続く・・・


画像は水滴で見にくいが、7月の北海道幌尻岳登頂時の雨でカメラが駄目になる。

今回は、防水カメラだが水滴は風と雨の中、拭き取りはうまくいかない・・・


気を付けてと声を交わして内っちゃんと分かれて寒さ防止に脱いだ合羽を再度着てゆっくりゆっくりと進む。

12〜3kgのザックは私にとっては一層重くなり、三国小屋を出ると休憩も必要となった。

気温も低く風雨にて休憩は体の冷えも考慮して短時間で切り上げて進む。


所によっては登山道が小さな小川のようになって水が流れていた。

こんな梯子があったかな???今年設置したそうです 14時、切合小屋に到着、下越山岳会の二人は大日杉から一緒に小屋に



切合小屋の前に来てこの天気なので先に行ったtamoさんグループは
切合小屋止まりにしただろうか?本山小屋迄頑張っただろうか?と・・・

切合小屋のドアを開けると誰もいなそうなので一声かけてドアを閉めて
本山に向かおうと思ったら、tamoさんが「居たよ!」と顔を出した。

本山小屋まで行くのにもう2時間30分頑張らなければ、明日であれば
作業現場まで疲れも取れるので3時間と見ていたが、内心この天気では
体力も考えると切合小屋にて今日の宿とする事に安堵する。

ザックを置いて小屋の前の水は無く、水の確保に出掛ける。
水を汲み終えて小屋に入り、全身ずぶ濡れなので、早速衣服を着替えて
アルコールで体内から冷えた体を温めながら一息をついた。

早い夕食となり持参のアルコールも順調に進み
疲れもあり夕食後5時にシラフに入る。

夜中に目を覚ますのではと思ったが
風と雨が小屋を吹きさらす音を時々耳にしながらも
夜明けまでシラフの中で目を覚まさずにすんだ。



二日目に続く