浅間山
(前掛山)

2,524m


登頂日 2013年5月25日(土) 天気
登頂者 まこと・かよこ・克


日本百名山である浅間山の踏破・登頂は60座目で
2004年6月21日の登頂でした。

しかし、浅間山はこの時噴火中で登山禁止!であり、
黒斑山まで登頂を許されていたので、
浅間山の山頂は黒斑山としていました。

その後2回ほど黒斑山を訪ねた事がありますが、
その後、前掛山迄許可になっている事を知り
前掛山迄登りたいとの願いを今回実現する事が出来ました。

登山口は浅間山荘からとしましたが、心配は視力障碍を待つ
かよこは大きな石原や危険個所が無い事が大前提のコース選びです。

この日は気温が上がる事が予想された為、早朝の出発としました。


浅間山荘には6時前に到着し、身支度をして鳥居の登山口を出発します。


登山口には登山者への注意事項が沢山書かれています。




私等も心して6時08分登山開始をしました。

平坦な林道歩きからなだらかな登りとなり、
一ノ鳥居をくぐり左の小さな沢沿いを進みます。



凡そ40分程歩くと右前方に不動の滝が見えて来ました。

この不動の滝を右にして階段を登り滝の左上の二ノ鳥居で
小休憩をして出発です。



緩やかな九十九折を登ると
前方左右に岩稜が見えて来ました。



右の岩稜が牙山(きば山)地元ではきっぱ山と呼んでいるそうです。



左前方の岩稜は浅間山の外輪山である
黒斑山・蛇骨山・仙人岳の稜線が左に見えて来ました。



前方に浅間山の姿が見えて来ました




振り向くと牙山が聳えています。




さらに進むと硫黄の臭いのするケ所に出ると
右上に無料休憩所ともなっている火山館と浅間山神社奥の院となります。




7時50分、火山館に到着です。

その奥に浅間神社の奥の院です。



火山館からの牙山の姿です。




火山館で小休止をして浅間山に向けて出発しました。

黒斑山からの草すべりの分岐です。




さらにJバンドの分岐を過ぎるといよいよ浅間山を
トラバース気味の登となります。




高度を上げ黒布山・蛇骨山・仙人岳・Jバンドと外輪山の全景と
外輪山の噴火口が眼下となりました。




さらに北アルプス白馬連山の雪を付けた白い姿が見えて来ました。




前掛山を最高峰とする第一外輪山に到達しました。

左前方が活動中の浅間山(奥山)でその先は登山禁止!
右の前掛山に進みます。

 


大きな石原となりましたが、登山道は比較的歩き易い道でした




鉄で覆われたシェルターがふたつありました。

風の強い稜線なので
風や雨除けの避難所としても利用されているそうです。

 


前掛山の稜線から黒斑山・蛇骨山等の第2外輪山と火口の様子です。




左前方の前掛山を目指します。

この日は風もなく穏やかな日で2500mの快適な稜線歩きです。




9時41分、黒斑山を浅間山の山頂とした百名山の浅間山。
9年振りに前掛山を山頂とする浅間山の頂上に立つ事が出来ました。

浅間山(奥山)は2,568mで前掛山は2,524mです。

前掛山も火山活動により時々登山禁止となりました。




山頂で記念写真を撮りました。

風もなく暖かい日となったので山頂で1時間超えて
のんびり景色を眺めながら過ごしました。

 


10時48分、ゆっくりと景色を味わいながら
下山開始をしました。




私等は11時頃下山開始でしたが、
これから登って来る人達が沢山いました。

 


石ころの多い下山は慎重に降りましたが、

平坦な登山道は順調に歩けます。

 


火山館に着いてのんびり休憩を取りました。

 


火山館での休憩を終えて下山開始します。

 


ガスも発生している所で
火山活動のある山の象徴的光景です。




下山時は気持ちの余裕もあるので
再度景観を眺め楽しみながら歩きました。

芽吹きの新緑、桜の花がさらに開いたようです。

 

  
           タンポポの花も目に入りました。                            タカツボスミレも沢山咲いていました。      

  


一ノ鳥居に着くと後は広く緩やかな登山道歩きです。




14時11分、約8時間要した浅間山登山を無事終えました。




視覚障害者になり自転車乗りは無理!

今年の免許更新も当然諦めました。

登れたらいいが・・・と、思っていた浅間山、
登る事が出来ました。

遠くで見て感じていたより登って見て
思ったより登りはキツク無く景観も素敵な山でした。

登り終えての満足感がすべてです。

生きていた喜びと山に登り大自然の中に
身を置き残された視力で楽しめた事何よりです。

倅がゆっくり先導し、私も自由にカメラのシャッターを
切れた事も良い浅間山登山となりました。

沢山の方々から励まされた事が
何よりのエネルギーとなり今日に至りました。

ありがとうございました。

これからも、焦らず驕らず
共々精進を重ねて参ります。


あらためて百名山を終え百名山登頂記を書き終え
感想綴った文を思い起こしました。

読み返して私等の置かれた条件は変わりましたが、
考えは同じでした。

「百名山を登り終えて思う事」