宝蔵山越後・白山

      897.1m     1,021m
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晴れた雪山は何処の山も素晴らしいです。

雪が締まり青空の3月4日、この時期訪ねて見たい宝蔵山を目指しました。

雪の状況とコースの危険度を見極め白山も目指しました。

宝蔵山の頂上にヤクボさんが居られ、下山は彼が登った
第一水源地近くの新ヶ沢に降りました。



  登頂者 私等夫婦  ヤクボ(下山一緒) 天気 快晴
  区間コースタイム
   中大谷登山口〜宝蔵山=3時間4分、宝蔵山〜白山=1時間16分
   白山〜宝蔵山=53分 宝蔵山〜橋立=32分、676m峰=6分-新ヶ沢入り口=1時間11分

  コース実タイム(休憩&スケッチタイム含)
   中大谷駐車帯7:40-中大谷登山口7:50−山の神8:11-9:20644m峰9:28-熊見場9:53-
   10:17前宝蔵10:24-11:04宝蔵山11:38-12:54白山13:20-14:13宝蔵山14:22
   −橋立14:54-15:00676m峰15:10-山の神15:51-新ヶ沢入り口16:21-水源地駐車帯16:34



今日は、朝気温が凍み渡りが出来る程の好条件の雪山登山で
山の神まで21分で着きました。

何時ものようにお参りをして先に進みます。




天気が良いので小動物の足跡が沢山ありました。

兎のようですが、違うようでもあります。




鉄塔からの粟ヶ岳は今日は良く見えました。

2月26日も天気が良かったのですが、
中国のスモッグpm2,5で見えませんでした。




この辺は、先週末の休みに歩いた方のトレースがあり、
お蔭様で順調に進めました




高度を上げると昨日の新雪で消えています。




尼池山迄来ると粟ヶ岳と右肩の守門岳が見えて来ます。




左前方の小豆坂と登り右前方の前宝蔵を目指します。




小豆坂を登ると尾根はナイフエッジになっていました。




細尾根を越えて進みます。




左に戸倉山(荒沢峰)と烏帽子山、そして遠くに白山が見えます。




コブナ林を歩きます。




今度の足跡は猿のようですネ、




眺めの良い644m峰に着きました。

周辺の景色を眺めながら水飲み休憩としました。




守門岳をアップしました。




左に守門岳、中央の尖った山は袴腰山、前方平な尾根が笠峰です。




右前方の宝蔵山を目指します。




今度は鹿の足跡です。

何れも新雪で足跡も新しいです。

宝蔵山は熊のメッカと言われていますが、現在冬眠中ですが、
足跡を見た事はありますが、幸いにも遭遇した事も見た事もありません。




迂回した尾根に上がると大きな沢が眼下に「デーンと宝蔵山」(右)です。

この光景は、何時来ても見応えのある姿です。




スケッチをしたいと言うので、待ちました。

止まっていると少しの風でも体感温度が下がり寒さを感じます。




熊見場の細尾根です。

時期になると熊打ちのメンバーのひとりはこの稜線に腰を下し眼下の沢に
熊の姿を見つめハンター仲間と連絡を取り合い熊を仕留めます。

よって、私はこの場所を「熊見場」と呼んだり
眺めの良い所なので「ビューポイント」とも言っています。




歩いて来た細尾根を振り返ります。




コブナ林を登ります。




宝蔵山(右)も近くなりました。

真ん中奥が白山です。




尾根から右に粟ヶ岳、守門岳が見えます。




前宝蔵山を登ります。




前宝蔵山のピークからの眺めも素敵です。




前宝蔵山から粟ヶ岳周辺の山です




右、宝蔵山に、そして奥の高い山・白山に向かいます。




前宝蔵山を背に宝蔵山に向かいます。




これから雪庇が張り出したり、急傾斜の要注意ケ所もあります。




雪と風の造形です。




難所を越え最後の急登です。




歩いて来た稜線を見下ろします。

新潟平野に弥彦山と角田山、そして佐渡も見えるのですが、
やはり中国のスモッグの影響が今日もあるのでしょうか。。。




白山の姿もしっかり見えて来ました。




宝蔵山の急登を終えると、山頂の稜線は広くなだらかになります。




新雪を踏み山頂を目指します。






左に白山




右に川内山塊の盟主・粟ヶ岳の姿を眺めて進みます。




山頂に着きました。

登山口から3時間14分要しました。




あれ!向うに誰かが居ます・・・

先行者は居ないので、白山−宝蔵山をピストンの人かな?
と思ったら、向うから手を振り私の名前を呼びます。

ヤッケの色から猿毛岳に時々登り、薪を担き上げてくれるヤクボさんのようです。




近ずくと間違いなくヤクボさんでした。

ヤクボさん何処から登ったのですか?と聞くと。

水源地の新ヶ沢から登ったとの事、

「魂げた〜!」
このコースは権ノ神岳コースで
宝蔵山に登るに殆どの人は利用しません。

今日は宝蔵山迄ですと、お昼の準備をしていました。

私等もパンを立食いにてお昼としました。

こんな良い天気なので白山まで行きましょう!と誘いました。

食べ終えたら追って行くので・・・と言われたので・・・




私等はお先に白山に向かいます。

夏道だと1時間15分、今日はどの位かな?

途中の雪庇やナイフエッジ、そしてクレパス等、行って見なければ分かりません。




取り敢えず、ほぼ中間の袖山を目指します。




粟ヶ岳を右背にして進みます。




キツネの足跡でしょうか一直線に私等が進む方向を歩いています。

動物的本能、人間と同じく危険と思われる所は見事に外しています。




もうすぐ袖山です。




袖山のピークに到着です。




袖山を過ぎると危険個所があります。

続いてキツネのトレースがあり、危険個所を外して歩いています。




細尾根と雪庇のケ所を通過して来ました。




白山が近くなると雑木に雪が付き凍り付いています。

即ち、「雪の華」です。




その雪の華をくぐりそして左に右にしながら白山の最後の急登を登ります。




白山の避難小屋が見えて来ました。




白山の頂上に着きました。

1時間16分掛りました。




白山の稜線沿いは神戸山、不動堂山、大蔵・菅名岳、権現山に
右手はマンダロク山、日倉山、日本平、中央に霞んで白く浮かぶ飯豊連峰です。

見事な山並と景観です。




白山からの粟ヶ岳と右に歩いて来た稜線が見えます。




ヤクボさんも私等の後に到着、3人で記念撮影です。




コーヒーを一杯飲み白山からの景色を眺め
来た道を引き返します。

白山の登山口に車を配車して下れば楽で時間が短縮されるのですが、
私は白山から宝蔵山に向けて粟ヶ岳と川内山塊を眺めて歩くのが好きです。

今日は、ヤクボさんが宝蔵山に登ったコースを一緒に下る事にしました。


下山に