強風の一切経山を越え
西吾妻連峰縦走
一日目



   登頂日 2014年10月4日(土)〜5日(日) 天気 4日・一時晴〜曇 5日・曇後小雨

   メンバー
   キタザワ、オヤナギ、ワタナベ、ノムラ、ニシワキ&まこと 計6名

   コースタイム
   一日目
   浄土平発8:30-9:50一切経山10:10-五色沼(休憩5分)10:25-休憩10分-家形山11:15-
   兵子11:38-昼食休憩20分-ニセ烏帽子山12:18-烏帽子山12:44-昭元山13:32-
   谷地平分岐14:20-東大巓14:37-明月(泊)15:03     (総行動時間7時間3分)

   二日目
   明月荘発6:15-(湿原巡45分)東大巓分岐7:16-休憩5分-藤十郎8:00-人形石8:45-
   水場902(山の泉・7分休憩)-梵天岩9:35-吾妻神社9:45-9:59西吾妻小屋10:17-
   西吾妻山山頂10:29-西大巓11:17-休憩2回)-デコ平ロープウェイ駅12:50
                                         (総行動時間6時間35分)







加茂山岳会山行会の西吾妻縦走。

台風18号の本土接近に伴い天気も変化する。

参加者6名に加わり、西吾妻は初めての縦走である。

一切経山には何回も足を運んでいるが、ガスが掛り易く
時として風も強い山である。

晴れると一切経山から見下ろす五色沼の色は青く輝き
別名「魔女の瞳」と呼ばれ、その姿を眺めるハイカーは多い。


2011年10月10日の一切経山から見下ろす五色沼(魔女の瞳)



午前4時30分集合場所加茂市役所を出発し、
浄土平に午前8時19分に着き、支度を開始する。

前方のピークが一切経山で噴煙も見える。




今回も登り始める頃は青空も見え周囲の紅葉も綺麗で
素敵な一切経山の光景を期待して縦走登山の出発。




振り向くとススキと紅葉に染まる木々の向こうに吾妻小富士




鎌沼への分岐から一切経へと進む。




避難小屋で休憩を入れてから一切経山に向かう。




素敵な紅葉を眺め青い魔女の瞳を眺める期待とは大きく異なり
山頂が近くなるとガスが強くなる。

合わせて飛ばされそうな強風を突いて一切経山を目指す。




強風にめげず、歩調を整えて・・・・




前進!するも
山頂も見えて来たが、風は一層強くなる。




3年振りの一切経山山頂ですが、人影は殆どありません。

既に降りた人も居ますが、強風で山頂を諦めた人が大半です。




山頂に石積みされたケルンを風除けに(あまり効果なし)
防寒のアノラックを着用して五色沼を目指して進みます。




高度を下げると風も弱くなり、五色沼の姿も見えて来ました。






沼尻で一息!を入れて記念撮影です。

薄っすら青空も見えます・・・これからの天気の変化を期待して・・・




五色沼を出発しました。




振り向くと一切経山の姿も見えて来ました。

五色沼は風で湖面はさざ波ですが、この光景を見て
強風との戦いは何だったんだろう??です。




五色沼を降りて次のピーク家形山を登り返します。




家形山に着き腰を降ろします。




五色沼を背にして・・・




さぁ〜!天気も回復、縦走を続けます。




それぞれの分岐やピークを越えて歩きます。

 


進む方向の山並が見えて来ました。




しかし、縦走路の大半が樹林帯歩きです。

心配した笹薮は刈られて先が見えて歩き易くなっていました。




相変わらず、分岐やピークの標識を幾つも越え通り過ぎて進みます。

 


ニセ烏帽子の手前にお昼を取り休み進むと
すぐにニセ烏帽子山でした。

展望は今一のピークでした。

 


たまに展望のあるヶ所に差し掛かると「ホッ」とします。




烏帽子山の横、正に風雪に耐えた松です。

風の強い時はこの松の下で休憩が出来そうです。




烏帽子山で水飲み休憩をしました。




烏帽子山からガスの下に見える谷地平です。
当初の計画は帰りにこの谷地平を経由する予定でした。




石が多い登山道を下ります。

この先、さらに幾つのピークを越えるのかな・・・?




はえ松の多い山ですが、シャクナゲも沢山あります。

ここは珍しくドウダンツツジが紅葉していた所です。




途中一息入れて登り着いたピークは1,892mの昭元山でした。




昭元山を超えて進むと湿原に出たので一服です。




10分程進むと谷地平の分岐でした。

ここから今日最後のピークは東大巓だけです。




分岐から歩き易い木道に変わりました。

でも所々笹に覆われた登りの木道もあり、よそ見は出来ません。




谷地平分岐から13分で東大巓の分岐です。

東大巓のピークはここから数mでした。

みなさん以外に近いピークで特別な笑顔でした。

 


東大巓を降りて進むと間もなく今日泊る山小屋、名月荘への分岐です。

今回の縦走路を私は主に国土地理院の地形図を見て、
頭の中に入れて来ましたが、このコースは地形図だけでなく
ガイドブックと合わせて見る必要があります。




いよいよ最後は25分で到着する本日の宿・名月荘に向かいます。





湿原も通って進みますが、晴天だったら
素敵な草紅葉を眺めながらの名月荘なのですが・・・

天気には逆らえませんが心は晴れやかでした。




今晩の宿・名月荘に15時3分に到着しました。




小屋に荷物を降ろすとすぐに水汲みに出掛けました。

水場・「金明水」は小屋から6分程下にありますが、

ちょろちょろで木道に腰を降ろして順番を気長に待ちます。

 


今日の山小屋・名月荘の夕食パーティーは午後4時開演。

今日の名月荘の小屋泊りは、高校生のパーエィー始め
女性グループ、単独縦走の方など多彩な泊り客でほぼ満員。

よって、私等のグループは8時に宴会を閉じる事としました。

飲み物はそれぞれビールやお酒は持参ですが、
N女史がウオッカ、キタザワ会長がブランデーと豪華な飲み物の提供です。

当然宴会は、時間制限8時迄の10分前、
瞬く間に過ぎた4時間、名月荘・山小屋でのパーティーを終えました。

 


二日目に続く