南八ヶ岳
硫黄岳
2,760m


   登頂日 2014年10月10日(金) 晴

   コースタイム
   桜平発(08:18)-夏沢鉱泉(08:47)-オーレン小屋(09:35)-夏沢峠(10:05)-硫黄岳着(11:03)
   硫黄岳発(12:03)-夏沢峠(12:44)-(13:07)オーレン小屋(13:22)-夏沢鉱泉(13:52)-桜平着(14:18)









大型台風19号が日本本土を縦断する様相で沖縄が
暴風圏内に入り北上中、連休の天候が危ぶまれていた。

幸い10日&11日は全国的にまだ台風の影響は無く、
連休の前半は台風の心配は無く久しく倅と信州・長野の山登りに出掛ける。

倅も連休の後半は天気が崩れると判断し、一日休暇を取り私等に付合ってくれた。

私等は前日9日夜に倅宅に着き、
夕食を取りながら取敢えず10日に登る山の相談をする。

候補は燕岳、浅間山始め周辺の山、上田周辺の太郎山、独鈷山もあるが、
八ヶ岳連峰の硫黄岳に登る事に決定する。

5時起床、6時出発としたが6時15分に家出発となる。

運転、登山口は勝手知る倅に任せ、桜平・夏沢鉱泉からの登山口に・・・

8時18分、硫黄岳山頂に向かい登山開始をする
 


8時47分夏沢鉱泉小屋に到着。

小屋周りには太陽光パネル屋根には風力発電の小さな羽根が幾つも上がっていた。

家に帰って調べると八ヶ岳に幾つかある小屋の中で自然エネルギーを取り入れ
生活雑排水は合併浄化槽で処理するシステム導入の第1号の小屋だそうです。

小屋前を流れる谷川の下には小型水力発電の小屋もあり、
自然エネルギーを活用し、山の環境と広くは地球環境をも考慮したモデルの山小屋との事。

これから、国や自治体からの援助でこのような山小屋が増える事を期待します。

小屋から北アルプス連山、槍・穂高岳が見えたので少しアップする。
八ヶ岳特有の湿気が多く苔生した針葉樹林帯が続く登山道を歩く

9時35分、オーレン小屋に到着、
オーレン小屋も昨13年に設置した極小水力発電が設置されていた。
オーレン小屋を出発し、さらに苔生した針葉樹林帯の登山道を歩く。


10時5分、夏沢峠・ヒュッテ夏沢に到着、左前方に硫黄岳の山容が見えた。

この小屋は夏季営業のようだ。
高度を上げると夏沢峠とヒュッテ夏沢が遥か下に・・・
石原の登山道になる
火山の山、高度をぐんぐん上げる



16年前は行者小屋から八ヶ岳の最高峰赤岳に登り横岳、硫黄岳と縦走し
行者小屋に降りたのでこのコースの迫力ある硫黄岳の山容は見れなかった。

硫黄岳の山頂は大きなケルンが幾つか積まれている脇を通りもうすぐである。



11時3分、ようやく硫黄岳山頂です。
硫黄岳山頂で記念写真
雄大な山頂で八ヶ岳の主峰・赤岳を眺めながら1時間のお昼休憩を取りました。
 

お昼を食べて山頂から見える山容や周辺の景観を眺めました

雲海の遠くに北アルプスの峰々が見えます
天狗岳を覆っていた雲が晴れて来ました
迫力ある硫黄岳の噴火口です
名残り惜しい気持ちで硫黄岳山頂の中央部をカメラに収め下山を開始します。

下山しながら前方の天狗岳が魅力的でした。

今日は時間がないので、何れ機会を見て登ろうと話をしながら下山しました。
夏沢峠・ヒュッテ夏沢から硫黄岳を振り向き見上げました。

オーレン小屋前のベンチで休憩し小屋を後にしました。
小屋の人達は、薪の整備をしていました。
針葉樹林の登山道を下ります。
14時18分、登山口に到着。
  



硫黄岳を下山して八ヶ岳連峰を窓越しに見ながら、
麦草峠からの紅葉の白駒の池を見るには連休は混むので帰りにと車を走らせました。


15時44分麦草峠より白駒の池を見学に出掛けました
凡そ2,000mの白駒の池は、残念ながら紅葉の見頃は終えていました。


北八ヶ岳の麦草峠を後にしました。

日の入りはめっきり早くなり、夕焼けを見ながら家路に・・・



家に着き天気予報を見ると台風の進みは遅く明日も晴れ!です。

夕食を食べながら明日の山の相談結果は、
何れ次の機会にとした硫黄岳から魅力的に見えた天狗岳としました。

早立ちとして明朝4時出発としました。


二日目
天狗岳に