足沢山太郎助山百字ヶ岳中岳経由
 1107m 1417,6m  1443m   1288m
毛猛山
1,517m



二日目下山編


下山は疲れもあり、慎重を要する。

しかも、アップダウンを繰り返しアプローチの長い毛猛山の下山は普通の山と違う。

これからの下山総行動時間は7時間少々。


9時55分、下山開始!する。


下山に入ると青空も出て進む稜線も見えて来た


ピッケルを目印とし、薮を出て残雪を下る。

雪が柔らかくステップを踏んでも流されそうだが、
ピッケルを持つと安心感が増し順調に降りる事が出来る。



中岳から太郎助山迄の稜線が見えるようになった



やがて毛猛山と中岳の鞍部に


健脚のなべさんは順調に中岳を登り返している


鞍部付近から再度毛猛山を見上げる



ザックを置いた所迄取り敢えず毛猛山を登った安堵感からか、
どっと疲れが出たので、20分程休憩を入れながら
アイゼンを取り外し再度腹ごしらえをする。

出発前に登り終えた毛猛山をしっかり目と胸に焼き付けて・・・



早速中岳の藪漕ぎに入る。

進み所々でシャッターを切るとピークと稜線の景観が変化する










百字ヶ岳から桧岳を眺める


ようやく太郎助山が近くなる



12時35分太郎助山に到着、休憩を入れ、歩いて来た稜線の景観を楽しみ
稜線をバックに記念写真。

午前中の曇りは帳消し・・・




下山途中に再度反対の稜線を眺める


足沢山への稜線と正面は守門岳


下山も雪面を拾いながら下りますが、薮歩きも多くなります。


時々花が安らぎを与えてくれます






しかし、長く続く薮を分けての下りは嫌になります




時々景観を眺めますが、やはり疲れての薮の下山は
「いい加減に・・・」と、投げ出したくなりますが、自分の足で進まないと誰も登山口迄運んでくれません。


残雪歩きはオアシス!です。

足沢山からふた組パーティーがこちらに向かっています。

すれ違ったら最初は渓彩会のパーティー、次に新潟楽山会のパーティー、
その一人が知り合いのIさんです。

それぞれお気を付けてと声を掛けました。





私等は足沢山付近から歩いて来た稜線を振り向き眺めます。

ふたつのパーティーがそれぞれテントを張る様子が上の方から見る事が出来ました。


15:10、私等もテン場に着きテントを撤収しました。



15:55、15分遅れで浅草岳を正面に足沢山を下山、18時登山口を目指します。
ザックの重量は減りましたが、疲れた身体には負担が増します。


太郎助山と毛猛山への素敵な稜線の姿も見納めとなります。


左に守門岳の姿です


3年前天場とした所です



疲れを癒してくれる花々
 

 

711m地点、登山口が382m程の標高ですのでもう少しの辛抱です


252号線国道が見えてきました・・・


最後の鉄塔下の下山は反対尾根の緩やかなヶ所の雪を拾いながら降り、
6:00、予定通りピッタリの下山となりました。


国道から日一日と緑が増す山並みを見上げ、
無事毛猛山登山を終えた喜びをかみ締めました。



二日目・コースタイム

足沢山発4:166:40太郎助山6:50−7:37百字ヶ岳ー8:32中岳-休憩15分毛猛山:41
                                                   [登り=5時間20分}

毛猛山発9:55休憩15分12:35太郎助山13:0015:10足沢山15:55登山口着18:05
                               [下り=7時間5分] 『総行動時間12時間25分』


予定したコースタイムはほぼ予定通り、所々休憩を入れ景観を眺めたり
食糧補給をしたりで、時間に追われる事なく歩く事が出来た。

テント撤収は、予定時間を越えたけど、その分休養にもなり下山帰着時間も
急ぐことなく休憩を入れ予定通りの時間に下山が出来た。

足沢山支尾根分岐からの下山時に先回間違ってロス時間もあり、
今回は4月17日に間違いヶ所の確認済にて安心・スムースに下山出来た。

今回はなべさんの毛猛山登頂と合わせて連休に再度可能かとも思ったが、
急速な雪解けで今回以上の藪漕ぎを考えると、
登れば来年の雪の状態の良い時がベターと思った。


おわり

毛猛山登頂記