過去の毛猛山登頂と体験を生かして・・・ 毛猛山は豪雪地・魚沼&奥只見に位置する毛猛山塊の主峰。 私に取っては毛猛山は登頂するに容易でない山のひとつである。 *各登頂記のアクセスは*印の登頂日をクリックして下さい *最初に毛猛山を目指したのは2011年5月4日(水) 今は亡き山友のobake隊長さんは、魚沼の山始め彼の好きな雪山を丹念に調べ登頂に備えていた人 であり、当時の記録を読み返すと彼の研究熱心さと楽しい山登りを目指すスタイルがあらためて伺えた。 結果としてこの時は、太郎助山迄で毛猛山は登頂は出来なかったが、雪の条件で時間が足りないと 思っていたが、私の脚力・体力では出発時間の設定も鑑み、日帰りは困難と思った登山であった。 *記録を読み返すと当時も毛猛は無理と記してあるが、 出発時間からして余程の健脚者でないと日帰りは無理! この毛猛の体験学習は毛猛山をアタックの教訓記録である。 *2回目の挑戦は翌年、2012年4月29日(晴) 前年一緒に登ったいっちゃんから再度毛猛山の挑戦をしようとの声が掛り決行の日と段取りをする。 出発直前に同行者の申し出があった。 毛猛山は登りたいから誰でもとは先回の体験で承知して居たので、参加したい初対面の人の山経験 を伺うと私以上の山経験者で含めての6名となる。 この時も振り返るとまだ私は雪の条件により大きく変化する登頂時間の違いが生じる毛猛山の厳しさ の認識にも甘さがあった。 この時は、雪が少なく藪漕ぎが多く結果として予備日を設けていたので初登頂出来た事と、出発時間 と天場の位置に付いてもまだ甘さがあったと思った。 残念ながら私にはどんな条件でもクリア出来る体力・脚力は現在持ち合わせていない。 * でも、この時は予備日で毛猛の山頂に立つ事が出来、 結果としてゆっくり・安心・楽しい毛猛山のアタックであった。 *3回目登頂に備え下見 3回目の計画実行にあたり、先回の毛猛山の下りで支尾根を間違え、残雪の状況で所要時間が変化 するので、無駄な時間は徹底排除と考え、少しでも余裕をと間違い易いヶ所を再確認して赤布を下げ、 同時に残雪の様子を足沢山の下の尾根合流点迄下調べをして3回目の登頂に備えた。 * 国道には雪が多かったが、上は意外と雪解けが進んでいた。 国道の残雪は壁状 ごったが沢尾根はイワウチワの見頃 *3回目は、2015年4月25日(土) 過去の経験から天場は足沢山にと決め、晴天を選び二日目の出発は出来るだけ早くと心掛けて決行! 藪漕ぎが多かったが、結果として下調べの成果と予め予定したコースタイム通りに実行出来た。 *毛猛は大丈夫と判断し登れたが、日・一日と登頂を阻む条件が進む・・・ 下見一週間後、足沢山ピークは雪が無い 太郎助山のピーク(三角点)も雪が無い それぞれ過去の体験が次の毛猛山登山に生かされる。 *今年は稀にみるみる少雪であったが、幸い残雪も気象条件も味方してくれた。 2016年3月31日毛猛山登頂記 |