谷川連峰馬蹄形縦走


白毛門〜朝日岳編

登頂日 2015年9月12日(土)晴〜13日(日)晴後曇

白毛門 笠ヶ岳 朝日岳 七つ小屋山 武能岳 茂倉岳 一ノ倉岳 谷川岳
1720m 1852.1m 1945.3m 1674.7m 1759.6m 1977.9m 1974.2m 1977m




=コースタイム=
一日目
 土合駐車場発5:02-7:14松ノ木の頭7:24-8:18白毛門8:24-9:37笠ヶ岳9:41-
立話&休憩0:30-
 11:27
朝日岳12:00ジャンクション12:23-14:06清水峠14:23-七つ小屋山15:20-蓬ヒュッテ着16:09



2011年7月17日〜18日、谷川岳から平標山迄縦走をし、
次は、白毛門〜朝日岳・茂倉岳・谷川岳に馬蹄形縦走をする事で
谷川連峰の主稜線を繋いで見たいと思っていた。

振り返ると丁度この年の瀬の12月25日、かよこが雲膜下出血で倒れ
救急車に運ばれ転院三つ目の新潟大学病院にお世話になり一命を取り留めた。

一命は取り留めたが、視力障害で右目半分だけの視野・視力となり、
車も自転車の運転も無理となり、好きな山も今迄とは行かず
せめて安全な低山は何とか登りたいと思っていた。

退院3ヶ月後に登山道も広くて安全、268m低山の護摩堂山に
恐る恐る登ったのが術後の最初の山であった。

少しずつ易しい低山から好きな山登りを再開する。

視力障害から視野が限られているので私の足元を確認しながら
危険の少ない難度の高い山も目指し登れるようになる。

このコースの縦走は昨年からの目標の一つとしていたが、、
コースの把握とコースタイムで歩けるか、
万が一のビバークも念頭に入れツエルトを持参する。

私等は絶対怪我をするような山登りはしない!

私もさせない!と気持ちを引き締め心得えての登山であるが、
同時に楽しい登山をも心掛けている。

今回の馬蹄形縦走は、岩の急登あり、アップダウンもあるので慎重にも慎重!

危ない所は足の掛かり、ステップを確認しながら二人三脚の積りで歩く。

特に下りが危険なので注意に注意!振り返ると登りはコースタイムに近く歩けるが、
下りは登りと同じ時間を掛ける気持ちのペースとした。

今回は、気持ちも時間も余裕を持つために登山口に前泊とする。

登山口と思われる所に到着するが、車は少なくとも何台かと思いしや、
一台も無いので登山口を間違えたと思って引き返したが、
それらしき所が無く、聞くとその場所で間違いなかった。

土曜日でもこのコースを登る人は少ないんだな?と夕食をしていると
三台四台と車が夜中に到着、朝起きると10台くらいになっていた。


登山口は前日しっかり確認して睡眠も充分取り、翌早朝5時2分に出発する。

 


単独の若い女性が私等が歩き出すのを見て先に歩くと
白毛門でない道に歩き始めたので「何処の山に登るの?」と聞くと
同じコースにて一緒に沢を超え歩き始める。

女性の装備は軽装で荷物も少なく足取りも軽いので「お先にどうぞ」と
今日の予定を聞くと、一日で私等が二日で歩くコースを歩くと言う。

「凄いね!お気を付けて」と声を掛けると彼女の姿はたちまち見えなくなった。

私等は、先が長いので私等のペースでと歩いていると
また、単独の若い女性に追い付かれ、道を譲りながらコースと日程を聞くと
同じように一日で馬蹄形縦走との事。

しかも先回10時間で歩いたので今回も目標は10時間?
否、恐らくそれ以内を目標にしていると思った。

先に歩いた若い女性と同じように「お気をつけて」と声を掛けた。

考えたら、同じ山登りでも私等と違って短時間で山歩きをする
トレイルランと思った。

若い女性が単独で、と、感心と驚きの気持ちで足を進める。

間もなく始まった急登を私等のペースで登る。


40分歩度、急登を登ると左側に待望の谷川岳と一ノ倉岳の岩陵の姿が見えてきた


アップをする


大きな岩石を登り


根っ子の多い登山道、特に危険ヶ所でない所は私は後ろに下がり、
また急いで先になり頑張る姿をカメラに収める。


岩状の登山道を登る


時々左に顔を出す谷川岳・一ノ倉岳、


鎖が下がった大きな岩登り、上から登り易い方向を声を掛けて登り終えるのを待つ。


再び正面に谷川岳と一ノ倉岳と岩陵の迫力ある雄姿である。

この姿を順光で見たかったのもこのコースならではである。


そして左方向に天神平が見えたのでアップ!


7:44 やがて松ノ木沢の頭に到着する。


松ノ木沢の頭からの谷川岳と一ノ倉岳、右側に武能岳が見えて来る


次のピークが白毛門


白毛門を目指すが、落ちたらヤバイ!慎重に・・・慎重に・・・


白毛門のピークが見えて来る


だんだん近くに・・・


これが、ババ岩?、ジジ岩?


笠ヶ岳と遠く稜線の奥に朝日岳


松ノ木沢の頭を振り返る


急がずしっかりと・・・鎖やロープを使うバランス感覚はしっかり残っている・・・


もう一息!谷川岳と一ノ倉岳が後ろになる


8:18 急登の白毛門に到着、順調な登りだ!


白毛門の登りで先に着いた高崎の方からシャッターを押して貰う


次のピークが笠ヶ岳、そして小烏帽子、大烏帽子、朝日岳と続くが先はまだ長い


ナナカマドの実も赤くなった


お山リンドウ                                アキノキリンソウ


オヤマリンドウと??                             オオシオガマ?


笠ヶ岳に向かう


白毛門を一旦下り谷川岳を背に笠ヶ岳の登り


9:37 笠ヶ岳山頂、少々遅れ気味のタイムとなる


直下に笠ヶ岳避難小屋、小烏帽子、大烏帽子を越えて朝日岳に


笠ヶ岳避難小屋


草原を左右に小烏帽子、大烏帽子そして朝日岳に向かう


残り花、ハクサンフーロ


歩いて来た稜線を振り返る




アップダウンが続く・・・


さらに小烏帽子、大烏帽子とアップダウンが続く・・・


振り返る


何花?   何の葉?
 

イワイチョウとウメバチソウ
 

小烏帽子?


次が大烏帽子?


疲れたので小休止


朝日岳はもう少し、頑張ろう!


朝日岳直下より振り返る、随分アップダウンがありました。


11:27 ようやく朝日岳に着く、アップダウンがあり時間も掛かった


朝日岳の右手のピークに祠が見えたので進む


祠にお参りし、お昼とする 


祠のピークより朝日岳山頂


山頂で記念写真を撮り12:00朝日岳を後にする



第一日目の前半の山場の朝日岳登頂を終えて・・・


次は朝日岳を下り蓬ヒュッテに