晩 秋
宝蔵山越後白山稜線


登頂日 2015年10月27日(火) 天気 快晴
登頂者 T・タシロ・かよこ・まこと


登頂編


地元の名峰・粟ヶ岳は目の前、それに連なる権ノ神岳・宝蔵山・白山を眺めて40数年。

加茂に縁があり暮らすTさん、目前の山の頂に未だ立った事がない。

若い時白山に登った事がある事のようだが以来
仕事・子育てに専念、体調の不安も抱え山登りは考えても居なかったようだ。

是非一度は、毎日目の前に眺め連なる山の一つ宝蔵山の頂に
立って欲しく昨年から案内すると話していた。

紅葉の宝蔵山、そして天気の良い時にと考え、
快晴予報の10月27日、前日都合を聞くとOK。

そして友達のタシロさんもOKにて、4人でTさんの宝蔵山初登頂を目指す。

午前7時30分、途中タシロさん宅に寄り、
粟ヶ岳、宝蔵山が真向えに見えるTさん宅に寄り4人で登山口に向かう。

初登頂の宝蔵山、不安と期待が交差している事は承知していたが・・・
今朝は早く目を覚まし宝蔵山登頂に備えていたと言う。

登山口まで車で僅か6〜7分、7時45分中大谷集落より登山を開始する。

登山はまったくの初心者なので、「ゆっくり登るよ!」と言って
雑談をしながら歩くと何時の間にか山の神に着く。
 

そして上高柳集落よりの林道終点から本格的登山となるが
広く緩やかな登山道でハイキングのような坂を登る。


尼池山を過ぎると宝蔵山としては急登の小豆坂を登る。


 小ブナと雑木のゆるい登り


私は何時ものように安全な登山道は後先になり
自然の景観と登山者の姿をカメラに収める。




9時17分、宝蔵山、戸倉山(荒沢峰)が見通せる稜線に出る


快晴!暑くも無い快適な登山日和だ!








 小ブナ林を通り抜け・・・


前宝蔵下をトラバース、藪刈を終えていると思ったら先日20日以降そのままだった。


雑木林で薮のトラバース道から見上げると澄み切った青空!


やがて稜線に出る


歩いて来た稜線を振り返り、新潟平野も見渡す


景観の良い所で立休憩をし、体調を聞くと全員快調!
大した疲労感もないようなのでさらに薮状の登山道をゆっくりと進む


宝蔵山最後の少し急な登山道を進む


やがて刈り払われている山頂近い緩やかな登山道に出る


左に白山が見える


そして10時10分、念願の宝蔵山山頂に到着!
 

所要時間2時間25分、早いとは言えないが、マズマズのタイム。

Tさん始めみんなは疲れは無いと言う。

山頂で腰を降ろして休憩後、「少し白山方向の袖山迄行ってみましょう」と
袖山に向かって進む・・・(10時30分)

右に権ノ神岳&粟ヶ岳、左は白山の縦走路分岐


白山の姿、私はひそかにゆっくりでも素敵な稜線を歩き白山迄案内と思っていた。


稜線の小ブナ林、青空に映えていっそう見応えがあり、快適なヶ所のひとつだ




20分少々で袖山に到着、少し近くなった白山を眺め、Tさんに「白山迄行って見ますか?」
と聞くと、少し自信がなさそうな声だったが「はい、行ってみます」との返事。

それではと、2度目の腰を降ろしての休憩を取り、少し腹に食料を入れて貰う。



10分足らずの休憩を終え、11時白山を目指す。
みんなにもう1時間程で白山山頂に着くと話をする。

稜線を歩く最大の見方は快晴の天気と私が思ったより順調に歩いているTさん、
みんなも疲労感が無いと言う事で白山を目指しても大丈夫と判断をする。




多少のアップダウンはあるが、今日は快適な稜線歩きに
そして思い出に残る山歩きにになると・・・

一緒のタシロさんもこのコースは始めて、先回安達太良山の縦走でゆっくりであれば

彼女も大丈夫と考えていたが、予期せぬ稜線歩きで内心は弾んでいるようだ!



振り向くと粟ヶ岳がクッキリ・・・


見晴らし良し!紅葉の稜線を歩く・・・












白山が近くなり、前のピークを越すと最後の白山の登りとなる


残り紅葉を楽しみながらの稜線歩き・・・


ピークを黙々?と登るが、ふたりとも大丈夫そうだ!


ピークに、後は少し降りて白山の山頂を目指す。


白山最後の登りをゆっくりと登るとやがて左手に避難小屋が現れる


流石に最後の登りで少し疲れた様子、
「あと頂上はどれくらい・・・?」「あと1分}と答えるとすぐ歩き出す。


着きました〜!11時53分、初の宝蔵山が縦走路の稜線歩きで白山頂上!です。
 


袖山から1時間と予想したけど、ゆっくり歩きでも53分、大出来です!

頂上にはひとりの先着の男性、彼はTさんと同じ職場だったTAさん。

初めて宝蔵山を目指し、稜線を歩いて白山迄来たのに驚いてくれた。

驚きも当然のはす、体調不良で職場を早く退職し、
登山をやる人でない事は知っており、その人がここまで!!・・・と・・・

何がともあれ、全員ヤッターのガッツポース!

そしてどっかり腰を降ろしてお昼です。


下山編に