毛猛山
1,517m


(その2)
毛猛山登頂編


朝、目を覚まし外に出ると月明かりに星明り、
昨夜の雨で天場はバリバリ!歩行には好条件だ。

3時20分起床、朝飯を食べコーヒーを飲み予定時間を少々過ぎ、
私は鋲長靴、北さんはアイゼン装着し、4:47分に天場を出発する。

ヘッデンを点けて歩き出すが、星明り月明かりもあり歩き易い。

今日の日の出は5:31、日の出にはまだ30分以上あるがほの明かりに・・・


5:10、東の空が明るくなり始める
斜面がキツイと今日はアイゼンが正解か・・・


5:21、足沢山を振り向く


5:35、毛猛山塊の夜明けです






所々藪漕ぎもあります。

この先今迄は藪漕ぎヶ所の急登は、雪が付いていたので
私のような老取るは、アイゼンが必要だが鋲長靴で凌ぐ。

その上の急登ヶ所からアイゼンを装着し、以降付けたまま歩く・・・


急登を慎重に登り終えると眼前に桧岳その向こうに越後駒ヶ岳が


太郎助山を目指して快適な歩きです・・・


清々しい朝、初々しい山並み・・・


景観に魅とれます・・・


素敵な景観だね!良い日に来て良かったね!と喜びを分かち合って進みました。


6:45、太郎助山に着きました。
  

これから進む百字ヶ岳、中岳、毛猛山、何か神秘的な雰囲気ですネ!


右のピラミダルの山は桧岳、その奥に駒・中・八海山、左の奥は未丈ヶ岳かな?


景観を楽しみながら毛猛山を目指して進みます












百字ヶ岳の登り


1443m、百字ヶ岳のピーク


桧岳と白く横たわる越後三山


ルートの確認と足元にも目をやり、景観を楽しみながら進みます


この先は中岳、そして目的の毛猛山


私も百字ヶ岳のピークから懸命に続きます・・・


毛猛山が近くなりました


その前に前方の中岳を越えます


振り返り桧岳の稜線、桧岳の右肩は浅草岳


7:49、1443m・中岳のピーク、標高は百字ヶ岳と同じです


歩いて来た稜線を振り返ります


さぁ〜!いよいよ最後のピーク毛猛山です!
雲が出ました「来るなら来い!」と叫んでいるように見えます


雲が無くなりました・・・毛猛山は歓迎のようです!


少しブッシュが出ているようだが、藪はなさそう


いよいよ、毛猛山の登りに掛ります。

今迄私はその前に休憩を取りましたが、今日は必要ありません。


大きな雑木が出ていますが、登りに支障はありません。


山頂近くは割れが入りやがてこの雪は落ち山頂稜線も雪が消えて大藪になります


北さんは、山頂手前に止まっています。
「私に構わず登って下さい〜い」と声を掛ける。


7:30、待望の毛猛山山頂到着!


山頂から歩いて来た稜線を振り返る、中岳が毛猛山の稜線の上にチョッピリ


山頂で感動の一コマ、越後三山、未丈ヶ岳をバックに
 

左・太郎助山・守門岳・浅草岳


右奥は越後三山、中央は荒沢岳?前から左へ続く稜線は未丈ヶ岳に繋がります。


前毛猛と只見町方面の山並み


下山を前に歩いて来た稜線と守門岳をバックに





残雪の量と気象条件に恵まれ、比較的順調に登れた毛猛山。


    山頂からの景観は、残雪で光る守門岳、浅草岳始め、越後三山、荒沢岳、

未丈ヶ岳、尾瀬燧岳、平ヶ岳、会津朝日岳&会津駒ヶ岳等々

飽きる事無く360度の毛猛山を取り巻く素晴らしい山並みに魅入る。

存分に展望を楽しむ事が出来た。


(その3)
下山篇に