飯豊連峰・1,636m
第二日目
西俣尾根を下り、大熊小屋経由-大石ダムに下山
2008年10月13日、杁差岳山頂の夜明けです。 | 周辺の紅葉の山肌が薄っすらと赤味が・・・ | |
だんだん赤くなって来ました。 | 日の出を眺め、山頂で記念写真です。 | |
太陽が昇り、人影のシルエットが・・・ | 杁差岳避難小屋周辺も明るくなってきました。 | |
山頂から離れ難いです。 | 小屋の前で朝の出で立ちのひと時です。 | |
6時52分、約50分遅らせて下山開始です。新六の池が下に・・・ | 新六の池です。通り過ぎます。。 | |
紅葉の二ノ峰を越えて行きます。 | 二ノ峰を越えます。 | |
杁差岳から陽が射して来ました。。 | 朝陽が紅葉を引き立ててくれます。 | |
一ノ峰に登ります。 | 一ノ峰を越えるところです。 | |
紅葉のトンネルです。 | 振り向くと、杁差岳が紅葉した木の上に顔を出しています。 | |
陽が少し高くなり、向うの尾根も明るく照らし始めました。 | 時々平らな快適な尾根歩きもありました。 | |
ちょろちょろと水が流れている「一杯清水」にて・・・ | ブナ林も出て来ました。 | |
この一本板の橋を渡ると間もなく大熊小屋に着きます。 | ようやく大熊小屋に着きました。ここで三分の一です。よ | |
大熊小屋で休憩をし、腹に少々詰めました。 | 西俣川を渡り右岸の辺つりを歩きます。 | |
リーダーの井上さんが「うおぉー」と大きな声で叫びました。 「なのぉっ!熊か狸か」と一瞬思いました。何と!きのこの群生でした。 |
まだあるぞー!と井上さんが朽ちた木の上から叫んでいます。 沢山のきのこが大きなブナの木に付いていました。 |
|
西俣川の辺つりを歩きます。 | 沢を越えます。リーダーの井上さんが一人一人に安全確保の 手を指し出し、渡してくれています。後は切り立っています。 |
|
ダイモンジソウが沢筋に沢山咲いていました。 | 大自然の若ブナ林です。毎日こんな所を散歩出来たらと思いました。 | |
ブナの木が陽に輝いています。 | 大きな谷に下ります。 | |
谷を降りて向うに見える道に上がります。 | 谷底に降りて沢を渡っています。 | |
谷を再び登り対岸の道に上がりました。 | 谷底は深いです。気をつけながら歩きました。 | |
ようやく大石ダムの水面が見えて来ました。 | 橋を渡ってダムサイトの道を歩きます。 | |
ダムの湖面はかなり大きそうです。 | ダムサイトの管理道路に立派な橋が掛けられていました。 | |
橋の袂で記念写真を撮りました。 | ダムサイトのトンネルを抜けました。関川村のギネスブックに載っている、 「なんじゃもんじゃ」の大蛇がトンネルの入り口に保管されていました。 |
|
ダムの湖面の遥か向うに杁差岳が見えました。 そして、よく歩いたもんだと、みんなで感心しました。 |
ダムサイト駐車場に着き、企画者のケンロクさんが挨拶をし、 井上さんにみんなで感謝の拍手で、杁差岳の登山を終えました。 |
|
杁差岳登山を終えて 今回の登山を経験して、それぞれの関係機関や関係者が、登山道や小屋を守って居て くれる事にあらためて感謝の念を持ちました。 井上邦彦さんの案内で登山するのはこれで、飯豊の保全事業を合せて5回目ですが、彼の 飯豊の山に掛ける情熱はもとより、知識の豊富さと体力・脚力の凄さにあらためて感心をし ました。 今回、谷の淵を歩いて居る時、同行の登山者のカメラがケースの紐が切れて谷へ落ちて しまいました。普通ですと諦めざるを得ない切り立った崖を、彼は柴に掴まり降りて、途中で 運良く止まっていたカメラを拾い上げて来ました。 また、途中に「きのこがあるかな」と傾斜のある藪に降りるスピードと戻る速さは、並では ない。私も20代の頃であったら、真似できたであろうが、60を越えた私にはとても無理 であります。 井上さんの俊敏な行動と体力・知識は、飯豊・朝日の山岳遭難対策も中心的役割を担い、 何人もの登山者を救助したその実績がすべてを物語っていると思いました。 そして、何時も飾らず安全登山の案内と注意のアドバイスを怠らない人柄に敬意を表し、 今回の杁差岳登山も楽しく安心して案内を頂いた事に感謝しながら、私の率直な思いを 付言させて頂きました。 2008年10月15日 まことそして |